日本語の時間感覚を英語の動詞へ移そう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、時間語・場面・述語動詞を照合しました。今回は、日本語で伝えたい場面を整理してから、英語の主語と述語動詞へ時間を置きます。
目標は、日本語を単語順に置き換えるのではなく、「だれが・いつ・どうする/どんな状態」を先に決め、英語の述語動詞の形を選べることです。
日本語と英語では、文の組み立て方が違います。日本語の語尾だけを見るより、場面を小さな設計図にします。
日本語から英文を作る四手順
- 場面の時間を決める。
- 主語「だれ・何が」を決める。
- 述語「どうする・どんな状態」をbe動詞型か一般動詞型へ分ける。
- 英語の述語動詞へ時間を表す形を置く。
具体例:「昨日、私は疲れていました」
- 時間:昨日なので過去
- 主語:I
- 述語:疲れているという状態なのでbe動詞型
- Iに合うbe動詞の過去形:was
I was tired yesterday.
日本語の「いました」を一語ずつ訳したのではありません。「Iがtiredという状態だった」と関係を作り、wasへ過去を置いています。
場面から英文へ移す図
一般動詞型でも同じ順番
日本語:「健は先週、その本を読みました。」
- 時間:last weekなので過去
- 主語:Ken
- 述語:read the bookという動作、一般動詞型
- readを過去として使う
Ken read the book last week.
readは現在形と過去形でつづりが同じですが、発音が違います。ここではlast weekと場面から過去だと判断します。発音や不規則変化は後のセクションで詳しく練習します。
日本語では主語を省いても、英語では確認する
会話で「昨日、公園へ行ったよ」と言うと、日本語では主語がなくても分かることがあります。英語では、だれが行ったかを主語として置きます。
自分ならI went to the park yesterday.、友達ならHe wentまたはShe wentです。
英文を作る前に、「だれが」を一度言葉にする習慣が、動詞の形を正しく選ぶ土台になります。
よくある間違い
一つ目は、日本語の単語を出てきた順に英語へ並べることです。英語では主語の後に述語動詞を置く骨格を先に作ります。
二つ目は、日本語の「でした・ました」だけを見て、be動詞を必ず使うことです。「読みました」は一般動詞readが過去を担います。
三つ目は、日本語で主語が省かれているため、英語でも主語を書かないことです。場面から主語を補ってから述語動詞を選びます。
自分で確かめよう
確認1:「昨日、彼女は家にいました」を四手順で英語にしてください。
過去、主語She、場所at homeをbe動詞で結ぶため、She was at home yesterday.です。確認2:「私は先週テニスをしました」にwasを使わないのはなぜですか。
play tennisという一般動詞の動作が述語なので、playedが過去を担い、I played tennis last week.となるからです。確認3:日本語で主語がないとき、英文を書く前に何をしますか。
場面から「だれ・何が」を補い、その主語に合う述語動詞を選びます。まとめと次の一歩
日本語を一語ずつ移さず、時間、主語、述語の意味、be動詞型か一般動詞型かを整理します。その後、英語の述語動詞へ時間の形を置きます。
次は、yesterdayなどの時間語がない文や短い会話でも、場面から時制を選びます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。