LESSON 01

過去の途中を表す過去進行形

単純過去と過去進行形を時間の見方で分けよう

完了した出来事の単純過去と、その時進行中だった背景の過去進行形を選び分ける

単純過去と過去進行形を時間の見方で分けよう

このレッスンの役割と目標

ここまで、過去進行形の意味と文の形を一つずつ学びました。今回は、単純過去と過去進行形のどちらを使うかを、文が見せたい時間の形から判断します。

目標は、完了した出来事には単純過去、過去の一点で進行中だった背景には過去進行形を選び、理由も説明できることです。「過去だから」だけでは決めません。

点と帯で時間を見る

単純過去は、出来事が起きたことを時間線上の点として示すことがあります。過去進行形は、ある時間続いていた動作を帯として示します。

単純過去の出来事と過去進行形の続く背景を時間線で比較する図 上段では電話が鳴った単純過去を午後8時の点で示し、下段では午後7時半から8時半まで勉強していた過去進行形を帯で示す。午後8時の点が帯の途中に重なる。 出来事の点と、続いていた背景の帯 単純過去 the phone rang 8:00に起きた出来事 過去進行形 was studying 7:308:008:30 I was studying when the phone rang. 勉強中という背景に、電話が鳴る出来事が入る 形ではなく、話し手がどこへ注目するかで選ぶ

基本の選び分け

伝えたいこと 選ぶ形
昨日その出来事をした 単純過去 I cleaned my room yesterday.
5時にその動作の途中だった 過去進行形 I was cleaning my room at five.
背景の途中に別の出来事が起きた 背景は過去進行形、出来事は単純過去 I was cleaning when Ken came.

例題1:時点での途中を選ぶ

「私が午後6時に家へ着いたとき、母は夕食を作っている途中でした」を表します。

到着したcame homeは起きた出来事です。母の料理は、その時すでに進行中の背景です。

My mother was cooking dinner when I came home at six.

was cookingが帯、cameが点です。

例題2:完了した出来事を選ぶ

「私は昨夜、夕食を作りました」だけなら、途中の時点を切り取っていません。

I cooked dinner last night.

last nightがあっても必ず過去進行形になるわけではありません。「作った」という完了した出来事を伝えるため単純過去です。

文脈から判断する手順

  1. 過去の特定時点が示されているか。
  2. その時点で動作の途中を見せたいか。
  3. 途中へ入ってきた別の出来事があるか。
  4. 完了した出来事だけなら単純過去を選ぶ。

at sevenがあっても、The train arrived at seven.のarrivedは7時に起きた到着という出来事です。時刻だけで機械的に決めません。

よくある間違い

過去の文をすべてwas/were+-ingにする誤りがあります。完了した一回の出来事は単純過去が基本です。

反対に、背景と出来事をどちらも単純過去にすると、どちらが進行中だったか見えにくくなることがあります。時間線へ帯と点を描いて判断します。

自分で確かめよう

確認1:I ( watched / was watching ) TV at eight yesterday.で「8時には見ている途中だった」を表す形を選んでください。was watchingです。8時という一点で進行中だった動作を表します。
確認2:The bus ( arrived / was arriving ) at nine.で、9時に到着した出来事を表す基本の形を選んでください。arrivedです。9時に起きた完了した出来事を表します。
確認3:「私は本を読んでいる途中に、友達から電話を受けた」を英語にしてください。I was reading a book when my friend called me.のように表します。was readingが背景、calledが起きた出来事です。

まとめと次の一歩

単純過去は完了した出来事、過去進行形は過去の一点で進行中だった背景を表します。時間の語だけでなく、点と帯のどちらを見せたいかで選びます。

次は、whenを使い、背景の途中に起きた出来事を一つの物語として自然につなぎます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。