単純過去と過去進行形を時間の見方で分けよう
このレッスンの役割と目標
ここまで、過去進行形の意味と文の形を一つずつ学びました。今回は、単純過去と過去進行形のどちらを使うかを、文が見せたい時間の形から判断します。
目標は、完了した出来事には単純過去、過去の一点で進行中だった背景には過去進行形を選び、理由も説明できることです。「過去だから」だけでは決めません。
点と帯で時間を見る
単純過去は、出来事が起きたことを時間線上の点として示すことがあります。過去進行形は、ある時間続いていた動作を帯として示します。
基本の選び分け
| 伝えたいこと | 選ぶ形 | 例 |
|---|---|---|
| 昨日その出来事をした | 単純過去 | I cleaned my room yesterday. |
| 5時にその動作の途中だった | 過去進行形 | I was cleaning my room at five. |
| 背景の途中に別の出来事が起きた | 背景は過去進行形、出来事は単純過去 | I was cleaning when Ken came. |
例題1:時点での途中を選ぶ
「私が午後6時に家へ着いたとき、母は夕食を作っている途中でした」を表します。
到着したcame homeは起きた出来事です。母の料理は、その時すでに進行中の背景です。
My mother was cooking dinner when I came home at six.
was cookingが帯、cameが点です。
例題2:完了した出来事を選ぶ
「私は昨夜、夕食を作りました」だけなら、途中の時点を切り取っていません。
I cooked dinner last night.
last nightがあっても必ず過去進行形になるわけではありません。「作った」という完了した出来事を伝えるため単純過去です。
文脈から判断する手順
- 過去の特定時点が示されているか。
- その時点で動作の途中を見せたいか。
- 途中へ入ってきた別の出来事があるか。
- 完了した出来事だけなら単純過去を選ぶ。
at sevenがあっても、The train arrived at seven.のarrivedは7時に起きた到着という出来事です。時刻だけで機械的に決めません。
よくある間違い
過去の文をすべてwas/were+-ingにする誤りがあります。完了した一回の出来事は単純過去が基本です。
反対に、背景と出来事をどちらも単純過去にすると、どちらが進行中だったか見えにくくなることがあります。時間線へ帯と点を描いて判断します。
自分で確かめよう
確認1:I ( watched / was watching ) TV at eight yesterday.で「8時には見ている途中だった」を表す形を選んでください。
was watchingです。8時という一点で進行中だった動作を表します。確認2:The bus ( arrived / was arriving ) at nine.で、9時に到着した出来事を表す基本の形を選んでください。
arrivedです。9時に起きた完了した出来事を表します。確認3:「私は本を読んでいる途中に、友達から電話を受けた」を英語にしてください。
I was reading a book when my friend called me.のように表します。was readingが背景、calledが起きた出来事です。まとめと次の一歩
単純過去は完了した出来事、過去進行形は過去の一点で進行中だった背景を表します。時間の語だけでなく、点と帯のどちらを見せたいかで選びます。
次は、whenを使い、背景の途中に起きた出来事を一つの物語として自然につなぎます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。