現在・過去・未来を時間軸に置こう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、主語と述語動詞を見つけました。今回は、その動詞が表す出来事・状態を、時間軸のどこへ置くか考えます。
目標は、話している時点を基準に、現在・過去・未来を区別し、動詞の形と場面がどの位置を示すか説明できることです。
時制は単なる語尾の暗記ではありません。話し手が出来事をどの時間から見ているかを表す仕組みです。
基準になる「今」
時間軸の中心は、ふつう話している「今」です。
- 過去:今より前
- 現在:今を含む習慣・状態・事実
- 未来:今より後
現在形は「今この一秒にしている動作」だけを表す形ではありません。習慣や変わらない状態も、現在を基準に述べます。
具体例:三つの場面を置く
I walk to school every day.
I walked to school yesterday.
I will walk to school tomorrow.
every dayは、現在を基準に繰り返す習慣です。yesterdayは今より前、tomorrowは今より後です。
ただし、時間語だけでなく、walk、walked、will walkの形も同じ位置を示しているか確認します。
時間軸と動詞を対応させる
現在は「今この瞬間」だけではない
The Earth moves around the sun.
この文は、今ちょうど目で見ている一回の動作ではありません。現在も成り立つ事実として現在形movesを使います。
Riku plays tennis on Sundays.
これも、話している瞬間にテニスをしているとは限りません。日曜日ごとの習慣を現在形で表しています。
「今している途中」は後の現在進行形で学びます。ここでは、現在形の領域が習慣・状態・事実を含むと押さえます。
未来は動詞の語尾だけではない
英語の一般動詞には、日本語のような「未来形の語尾」が一つあるわけではありません。このコースではwillやbe going toなど、未来を表すまとまりを学びます。
今は、will walkを一つの述語動詞のまとまりとして、時間軸の右側へ置ければ十分です。
よくある間違い
一つ目は、現在形を「今まさにしている」とだけ考えることです。every dayやon Sundaysの習慣、変わらない事実にも現在形を使います。
二つ目は、tomorrowがあれば動詞をそのまま現在形にすればよいと思うことです。時間語と述語動詞の形を一致させます。
三つ目は、過去を「昨日だけ」と考えることです。last year、two minutes ago、子どものころなど、今より前なら過去の領域です。
自分で確かめよう
確認1:Mai studies English every evening. は時間軸のどこに置きますか。
現在の領域です。every eveningに繰り返す習慣を、現在形studiesで表しています。確認2:The Earth moves around the sun. が現在形なのはなぜですか。
今だけの一回の動作ではなく、現在も成り立つ事実として述べているからです。確認3:I play soccer tomorrow. を、この段階で何を確認して直しますか。
tomorrowが未来を示すため、述語動詞も未来のまとまりにする必要があります。基本形はI will play soccer tomorrow.です。まとめと次の一歩
話している今を基準に、出来事・状態を過去、現在、未来へ置きます。現在は習慣・状態・事実も含み、時間語と述語動詞の形が同じ位置を示すか確認します。
次は、be動詞と一般動詞で、現在・過去の形がどこに現れるかを比べます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。