主語と述語動詞を見つけて時間の中心を取ろう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、述語動詞が文の時間の中心になると学びました。今回は、文の中から主語と述語動詞を一組として見つけます。
目標は、場所・時・名詞を説明する語に惑わされず、「だれ・何が」に当たる主語と、「どうする・どんな状態」に当たる述語動詞へ印を付けられることです。
この技能ができると、次の時間軸で、どの出来事を現在・過去・未来へ置くべきか迷いにくくなります。
見つける順番
- 文が「だれ・何」について述べているかを探す。
- その主語が「すること・状態」を示す語を探す。
- 残りを、場所・時・目的語・説明として分ける。
- 主語と述語動詞を結び、動詞の形を確認する。
be動詞も述語動詞になります。am、is、are、was、wereを見落とさないでください。
具体例:長い主語に惑わされない
The students in the music club practiced after school.
最初に文末まで読みます。「音楽部の生徒たちが、放課後に練習した」という文です。
- 主語:The students in the music club
- 主語の中心:students
- 述語動詞:practiced
- 時を表す部分:after school
in the music clubの中にあるmusicは名詞ですが、述語動詞ではありません。after schoolも時の手がかりですが、過去の形を持つ中心はpracticedです。
文の骨格を見える化する
be動詞を見落とさない
My brother was busy yesterday.
主語はMy brother、述語動詞はwasです。busyは兄の状態を説明する語ですが、過去を示す形を持つのはwasです。
「動作がないから動詞もない」と考えてはいけません。be動詞は、人や物の状態・場所・正体を主語と結びます。
動詞のように見える語が二つあるとき
Emi likes reading books.
この段階では、主語Emiに直接つながり、形がlikesへ変化している語を述語動詞として取ります。readingは「本を読むこと」という内容を表し、likesの目的語側に入っています。
時間の中心はlikesです。詳しい動名詞の仕組みは後のコースで扱います。
よくある間違い
一つ目は、主語に一番近い名詞だけを主語とすることです。The students in the music club全体が主語で、中心語がstudentsです。
二つ目は、動作を表す単語だけを述語動詞だと思い、wasを見落とすことです。am、is、are、was、wereにも時間の形があります。
三つ目は、文中で最後に見つけた動詞らしい語を選ぶことです。主語と直接結び、文を成立させる述語動詞かを確認します。
自分で確かめよう
確認1:The dog near the gate barked loudly. の主語と述語動詞は何ですか。
主語はThe dog near the gate、中心語はdog、述語動詞はbarkedです。確認2:My sister was tired. で時間を示す述語動詞は何ですか。
wasです。tiredは状態の内容を説明しますが、過去形を持つのはwasです。確認3:Emi likes reading books. の時間の中心をreadingにしてよいですか。
よくありません。主語Emiに直接つながり、現在の形を持つ述語動詞はlikesです。まとめと次の一歩
主語のまとまりを取り、その主語へ直接つながる述語動詞を見つけます。be動詞も含め、述語動詞の形を時間判断の中心にします。
次は、見つけた出来事や状態を、話している今を基準に現在・過去・未来の時間軸へ置きます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。