LESSON 01

時制と進行形の入試総合

時間の流れが伝わる短い英作文を書こう

現在・過去・未来の指定場面を3〜5文で書き、基準時・役割・代名詞を自己校正する

時間の流れが伝わる短い英作文を書こう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、長文から時間線を取り出しました。今回は反対に、読み手が迷わない時間線を先に設計し、3〜5文の短い英作文を書きます。

目標は、現在・過去・未来の指定された場面を、時間表現、動詞の役割、主語・代名詞をそろえて文章にすることです。自由な内容の評価より、時間の流れが明確に伝わることへ集中します。

書く前に時間線と役割メモを作る

短い英作文を時間線メモから文章へ変える図 昨日の出来事、現在の感想、明日の予定を時間線へ置き、各点に主語、動詞、役割をメモしてから三文の英作文にする。 メモ → 時間線 → 英文 → 校正 yesterdayvisit / see終わった出来事nowbe happy現在の状態tomorrowshow pictures事前の予定 Yesterday, I visited the zoo and saw a baby panda.I am happy now because the visit was wonderful.Tomorrow, I am going to show the pictures to my friends.時間語・動詞・代名詞が一本の流れになる 書き終えたら、動詞を後ろから逆向きに点検

例題1:三つの時間を三文で書く

次のメモを使います。

時間 内容 形の方針
昨日 動物園へ行き、赤ちゃんパンダを見た visited / saw
その経験をうれしく思う am happy
明日 写真を友達へ見せる予定 am going to show

解答例は次のとおりです。

Yesterday, I visited the zoo and saw a baby panda.
I am happy now because the visit was wonderful.
Tomorrow, I am going to show the pictures to my friends.

時間表現が変わる場所で、時制も理由をもって変わります。the visitは昨日の経験、the picturesは動物園で撮った写真を受けています。

例題2:一つの過去の場面を書く

メモは「帰宅途中」「雨が降り始めた」「店で雨宿りした」です。

I was walking home when it started to rain. I went into a shop and waited there.

was walkingは背景、startedは途中の出来事です。その後のwentとwaitedは順番に起きた出来事として過去形にします。

具体例:正しい一文を並べるだけでは足りない

I visited a museum yesterday. She is interesting. We will go tomorrow.

一文ごとの形だけを見ると文法らしく見えますが、Sheが何を指すか分からず、誰が明日行くのかも不明です。

I visited a museum with Emi yesterday. She was interested in the robots. We are going to visit it again tomorrow.

SheはEmi、WeはIとEmi、itはthe museumを受けます。事前に再訪を決めた予定なのでare going toを使っています。

書く手順と校正

  1. 時間を左から右へ並べる
  2. 各文の役割を、習慣・背景・出来事・状態・予定・予測から選ぶ
  3. 主語と動詞をメモする
  4. 3〜5文で書く
  5. 時間表現、動詞、代名詞の順に点検する

動詞は文章の最後から逆向きに確認します。最初の文だけ丁寧に直し、後ろの文を見落とすことを防げます。

よくある間違い

日本語の内容を一文ずつ英訳すると、時間の移動を示す語が抜けやすくなります。また、主語をKenからheへ受ける途中で、理由なくsheやtheyへ変わることがあります。

書き始める前に時間線を作り、各時点の「誰が・何をする」を固定します。

自分で確かめよう

確認1:「昨日、図書館へ行き、本を二冊借りた」を一文で書いてください。Yesterday, I went to the library and borrowed two books.のように書けます。二つとも昨日の出来事なので過去形です。
確認2:「今、その本の一冊を読んでいる」を続く文として書いてください。I am reading one of them now.のように書けます。nowの進行中の動作で、themはtwo booksを受けます。
確認3:「明日、その本について友達へ話す予定だ」を書いてください。I am going to talk about the book with my friend tomorrow.のように書けます。事前の予定なのでam going toを使います。

まとめと次の一歩

短い英作文は、時間線と役割メモを先に作り、時間表現・動詞・代名詞をそろえて書きます。正しい一文を並べるだけでなく、読み手が「誰が・いつ・何をしたか」を追える文章にします。

次は、このコース全体の時制・進行形を技能別に診断し、間違えたときの具体的な戻り先を決めます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。