時間の流れが伝わる短い英作文を書こう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、長文から時間線を取り出しました。今回は反対に、読み手が迷わない時間線を先に設計し、3〜5文の短い英作文を書きます。
目標は、現在・過去・未来の指定された場面を、時間表現、動詞の役割、主語・代名詞をそろえて文章にすることです。自由な内容の評価より、時間の流れが明確に伝わることへ集中します。
書く前に時間線と役割メモを作る
例題1:三つの時間を三文で書く
次のメモを使います。
| 時間 | 内容 | 形の方針 |
|---|---|---|
| 昨日 | 動物園へ行き、赤ちゃんパンダを見た | visited / saw |
| 今 | その経験をうれしく思う | am happy |
| 明日 | 写真を友達へ見せる予定 | am going to show |
解答例は次のとおりです。
Yesterday, I visited the zoo and saw a baby panda.
I am happy now because the visit was wonderful.
Tomorrow, I am going to show the pictures to my friends.
時間表現が変わる場所で、時制も理由をもって変わります。the visitは昨日の経験、the picturesは動物園で撮った写真を受けています。
例題2:一つの過去の場面を書く
メモは「帰宅途中」「雨が降り始めた」「店で雨宿りした」です。
I was walking home when it started to rain. I went into a shop and waited there.
was walkingは背景、startedは途中の出来事です。その後のwentとwaitedは順番に起きた出来事として過去形にします。
具体例:正しい一文を並べるだけでは足りない
I visited a museum yesterday. She is interesting. We will go tomorrow.
一文ごとの形だけを見ると文法らしく見えますが、Sheが何を指すか分からず、誰が明日行くのかも不明です。
I visited a museum with Emi yesterday. She was interested in the robots. We are going to visit it again tomorrow.
SheはEmi、WeはIとEmi、itはthe museumを受けます。事前に再訪を決めた予定なのでare going toを使っています。
書く手順と校正
- 時間を左から右へ並べる
- 各文の役割を、習慣・背景・出来事・状態・予定・予測から選ぶ
- 主語と動詞をメモする
- 3〜5文で書く
- 時間表現、動詞、代名詞の順に点検する
動詞は文章の最後から逆向きに確認します。最初の文だけ丁寧に直し、後ろの文を見落とすことを防げます。
よくある間違い
日本語の内容を一文ずつ英訳すると、時間の移動を示す語が抜けやすくなります。また、主語をKenからheへ受ける途中で、理由なくsheやtheyへ変わることがあります。
書き始める前に時間線を作り、各時点の「誰が・何をする」を固定します。
自分で確かめよう
確認1:「昨日、図書館へ行き、本を二冊借りた」を一文で書いてください。
Yesterday, I went to the library and borrowed two books.のように書けます。二つとも昨日の出来事なので過去形です。確認2:「今、その本の一冊を読んでいる」を続く文として書いてください。
I am reading one of them now.のように書けます。nowの進行中の動作で、themはtwo booksを受けます。確認3:「明日、その本について友達へ話す予定だ」を書いてください。
I am going to talk about the book with my friend tomorrow.のように書けます。事前の予定なのでam going toを使います。まとめと次の一歩
短い英作文は、時間線と役割メモを先に作り、時間表現・動詞・代名詞をそろえて書きます。正しい一文を並べるだけでなく、読み手が「誰が・いつ・何をしたか」を追える文章にします。
次は、このコース全体の時制・進行形を技能別に診断し、間違えたときの具体的な戻り先を決めます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。