文章の時制をそろえる入試診断に挑戦しよう
このレッスンの役割と目標
このセクションでは、文章の基準時を見つけ、現在・過去・未来を保ち、理由のある形の違いと誤った揺れを区別しました。今回は、入試形式の短文・会話・校正で弱点を診断します。
目標は、正誤だけでなく、基準時、動詞の形、役割、時間移動、例外、校正のどこで迷ったかを特定することです。次の「時制と進行形の入試総合」へ進む前に戻り先を決めます。
診断する五つの力
診断1:基準時の例題
Last Saturday, we (visit) a farm and (see) many animals.
答えはvisited、sawです。Last Saturdayを基準に、規則動詞と不規則動詞を過去形へ変えます。どちらか一方だけ間違えた場合は、動詞の種類の確認へ戻ります。
診断2:背景と出来事
I (walk) home when it started to rain.
答えはwas walkingです。雨が降り始めたとき、歩いている途中だったという背景です。startedは一点の出来事として過去形を保ちます。
診断3:時間移動
I was busy yesterday, but I (be) free now.
答えはamです。yesterdayからnowへ時間が移り、主語Iの現在の状態を表します。文章全体を過去形に固定しません。
診断4:普遍的事実
Our teacher told us that light (travel) faster than sound.
答えはtravelsです。先生が伝えたことは過去ですが、光が音より速く進むことは今も変わらない事実です。
診断5:文章校正
Yesterday, I went to a science museum. I see a large robot. A guide said, “This robot moves like a person.”
基準時はYesterdayです。seeは同じ昨日の出来事なのでsawへ直します。movesは引用内の説明なので保ちます。
Yesterday, I went to a science museum. I saw a large robot. A guide said, “This robot moves like a person.”
よくある間違い
一問の誤答だけで「時制が全部苦手」と決めると、戻る範囲が広すぎます。基準時を見落としたのか、不規則動詞を思い出せなかったのか、背景を区別できなかったのかを分けます。
また、文章を全部同じ形へ直して正解した気になるのも危険です。形が違う理由を一つずつ言葉にし、理由のない箇所だけを直します。
自分で確かめよう
確認1:Every day, Ken (get) up at six and (walk) to school.の答えは何ですか。
gets、walksです。Every dayの現在の習慣で、主語Kenに三単現の-sを付けます。確認2:We were playing tennis when Ken (come) to the court.の答えは何ですか。
cameです。were playingは背景、Kenが来たことは途中の出来事です。確認3:I visited Nara last week. I live in Osaka now.で時制が違う理由は何ですか。
last weekの過去からnowの現在へ時間が移っているからです。確認4:過去の文章を全部過去形へ直してしまう場合、どこへ戻りますか。
レッスン1217で普遍的事実と直接の発言を確認し、1218で理由のある違いを残す校正手順を復習します。まとめと次の一歩
文章の時制は、基準時、基本の形、背景と出来事、時間移動、普遍的事実・引用、校正へ分けて診断します。間違えた最初の判断へ戻り、別の文章でも同じ技能を確かめます。
次のセクションでは、現在形・進行形・過去形・未来表現を入試問題の中で自分で選び、このコース全体の理解を統合します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。