LESSON 01

文章の中で時制をそろえよう

文章の時制をそろえる入試診断に挑戦しよう

基準時、現在・過去・未来、背景と出来事、時間移動、正当な例外、校正を統合して弱点を診断する

文章の時制をそろえる入試診断に挑戦しよう

このレッスンの役割と目標

このセクションでは、文章の基準時を見つけ、現在・過去・未来を保ち、理由のある形の違いと誤った揺れを区別しました。今回は、入試形式の短文・会話・校正で弱点を診断します。

目標は、正誤だけでなく、基準時、動詞の形、役割、時間移動、例外、校正のどこで迷ったかを特定することです。次の「時制と進行形の入試総合」へ進む前に戻り先を決めます。

診断する五つの力

文章の時制をそろえる力を五領域に分ける診断図 基準時を中心に、現在・過去・未来の形、背景と出来事、時間移動、普遍的事実と引用、文章校正の五領域が配置される。 文章の基準時 A 基本の時間線現在・過去・未来戻る:1210〜1213B 背景と出来事過去進行形+過去形戻る:1214C 時間移動理由のある時制変更戻る:1216D 事実と引用直してはいけない違い戻る:1217E 文章校正戻る:1218

診断1:基準時の例題

Last Saturday, we (visit) a farm and (see) many animals.

答えはvisited、sawです。Last Saturdayを基準に、規則動詞と不規則動詞を過去形へ変えます。どちらか一方だけ間違えた場合は、動詞の種類の確認へ戻ります。

診断2:背景と出来事

I (walk) home when it started to rain.

答えはwas walkingです。雨が降り始めたとき、歩いている途中だったという背景です。startedは一点の出来事として過去形を保ちます。

診断3:時間移動

I was busy yesterday, but I (be) free now.

答えはamです。yesterdayからnowへ時間が移り、主語Iの現在の状態を表します。文章全体を過去形に固定しません。

診断4:普遍的事実

Our teacher told us that light (travel) faster than sound.

答えはtravelsです。先生が伝えたことは過去ですが、光が音より速く進むことは今も変わらない事実です。

診断5:文章校正

Yesterday, I went to a science museum. I see a large robot. A guide said, “This robot moves like a person.”

基準時はYesterdayです。seeは同じ昨日の出来事なのでsawへ直します。movesは引用内の説明なので保ちます。

Yesterday, I went to a science museum. I saw a large robot. A guide said, “This robot moves like a person.”

よくある間違い

一問の誤答だけで「時制が全部苦手」と決めると、戻る範囲が広すぎます。基準時を見落としたのか、不規則動詞を思い出せなかったのか、背景を区別できなかったのかを分けます。

また、文章を全部同じ形へ直して正解した気になるのも危険です。形が違う理由を一つずつ言葉にし、理由のない箇所だけを直します。

自分で確かめよう

確認1:Every day, Ken (get) up at six and (walk) to school.の答えは何ですか。gets、walksです。Every dayの現在の習慣で、主語Kenに三単現の-sを付けます。
確認2:We were playing tennis when Ken (come) to the court.の答えは何ですか。cameです。were playingは背景、Kenが来たことは途中の出来事です。
確認3:I visited Nara last week. I live in Osaka now.で時制が違う理由は何ですか。last weekの過去からnowの現在へ時間が移っているからです。
確認4:過去の文章を全部過去形へ直してしまう場合、どこへ戻りますか。レッスン1217で普遍的事実と直接の発言を確認し、1218で理由のある違いを残す校正手順を復習します。

まとめと次の一歩

文章の時制は、基準時、基本の形、背景と出来事、時間移動、普遍的事実・引用、校正へ分けて診断します。間違えた最初の判断へ戻り、別の文章でも同じ技能を確かめます。

次のセクションでは、現在形・進行形・過去形・未来表現を入試問題の中で自分で選び、このコース全体の理解を統合します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。