基本形と過去形を双方向に思い出そう
このレッスンの役割と目標
ここまで、形が変わらない型、母音が変わる型、特によく使う不規則動詞を学びました。しかし、一覧を見れば分かるだけでは、英作文や長文で間に合いません。
このレッスンでは、基本形→過去形、過去形→基本形、日本語の意味→英文という三つの方向から自力で取り出します。目標は、「見れば分かる」を「見なくても使える」へ変えることです。
認識と想起は違う
選択肢の中のwentを見て「知っている」と感じるのは認識です。「goの過去形は?」と聞かれ、何も見ずにwentと答えるのが想起です。入試の空所補充や英作文では想起が必要です。
三方向ドリルのやり方
一組の動詞につき、次の順で声に出すか紙に書きます。
- goを見てwentと答える。
- wentを見てgoと「行った」と答える。
- 「昨日、公園へ行った」を見てI went to the park yesterday.を作る。
答えを見た直後に写すだけではなく、いったん隠してから答えます。間違えた語だけを短い間隔でやり直します。
例題:過去形から基本形へ戻す
次の過去形を基本形へ戻します。
came / took / wrote / made / bought
答えはcome / take / write / make / buyです。
つづりが似ていないwent → goのような組ほど、逆向き練習が大切です。
一分間の混合練習
| 合図 | 答えるもの | 答えの例 |
|---|---|---|
| see | 過去形 | saw |
| wrote | 基本形と意味 | write、書いた |
| 「彼は昼食を食べた」 | 英文 | He had lunch. |
| take | 過去形と短文 | took、We took a bus. |
同じ方向を10問続けるより、方向を混ぜると、本当に取り出せるかが分かります。
翌日にも確かめる
練習直後に正解できても、翌日に出てこなければ定着していません。今日、翌日、数日後のように間を空けて再び答えます。全部をやり直すのではなく、出なかった語を中心にします。
よくある間違い
一覧を何度も読むだけで覚えたと思うことがあります。読む練習では答えが目に入るため、自力で取り出す力を測れません。必ず答えを隠します。
基本形→過去形だけ練習すると、長文でboughtを見たときbuyへ戻れないことがあります。逆方向と意味からの方向も混ぜます。
自分で確かめよう
確認1:went、sang、gotの基本形を答えてください。
go、sing、getです。確認2:「彼女は昨日手紙を書いた」をwriteを使って英文にしてください。
She wrote a letter yesterday.です。確認3:答えを見ながら10回書く練習だけでは足りないのはなぜですか。
答えを自力で取り出す想起を練習できず、「見れば分かる」状態にとどまりやすいからです。まとめと次の一歩
不規則動詞は、基本形・過去形・意味と場面の三方向から取り出します。答えを隠す、方向を混ぜる、翌日も確かめることで、使える記憶になります。
次は、主語がI、he、theyのどれでも過去形が同じであることを、文の中で確認します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。