know・like・wantは状態として現在形で表そう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、今を含む一時的な動作に現在進行形を使いました。しかし、今のことを述べても進行形にしない動詞があります。今回は、知識・好み・希望・所有などの状態を表す頻出動詞を学びます。
目標は、know、like、want、need、haveなどが「途中の動作」ではなく「その状態にある」ことを見抜き、現在形で表せることです。
動作の動画か、状態の写真か
runは、走り始めから終わりまでの変化を動画のように見られます。そのためis runningと表せます。
knowは、知り始めから知り終わりまでを実況する動作ではありません。「知っている状態」を写真のように表します。そのためI know the answer.とします。
中学でよく出る状態動詞
| 種類 | 動詞 | 例 |
|---|---|---|
| 知識・理解 | know、understand | I understand you. |
| 好み | like、love | She likes music. |
| 希望・必要 | want、need | We need help. |
| 所有 | have | He has a bike. |
これらを状態の意味で使うときは、ふつう現在形です。
例題:nowに引かれない
I ( know / am knowing ) the answer now.
nowがありますが、knowは知っている状態を表します。答えはI know the answer now.です。
時間表現だけでなく、動詞が動作か状態かを確認する必要があります。
haveは意味に注意する
He has a car.のhaveは「所有している」という状態なので現在形です。
一方、We are having lunch.のhaveは「昼食をとる」という動作です。このように、同じ動詞でも意味が変われば使い方が変わることがあります。中学では、まず文全体の日本語の意味を確かめましょう。
よくある間違い
I am liking this song.とする間違いは、「今好きだから進行形」と考えたものです。likeは好みの状態を表すので、I like this song.とします。
状態動詞の一覧だけを丸暗記し、意味を見ないのも危険です。haveのように用法が変わる語では、何を表しているかを読みます。
自分で確かめよう
確認1:She ( wants / is wanting ) a new bag.はどちらですか。
wantsです。wantは希望している状態を表します。確認2:I am knowing his name.を直してください。
I know his name.です。knowは知っている状態を表します。確認3:He has a dog.とHe is having breakfast.でhaveの意味はどう違いますか。
前者は犬を所有している状態、後者は朝食をとる動作です。まとめと次の一歩
know、like、want、need、所有のhaveなどは状態を表すため、今のことでもふつう現在形を使います。時間表現だけでなく、動詞の意味を見ます。
次は、同じ動詞でも文脈によって現在形と現在進行形を選び分ける練習をします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。