その場の決定・申し出・約束にwillを使おう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、willを使って未来を予測しました。今回は「こうなると思う」ではなく、会話を聞いた今、自分がどうするか決める場面を扱います。
目標は、直前の状況に反応したその場の決定、相手への申し出、自分の約束をwillで表し、予測のwillと読み分けることです。事前に決めた予定との比較は次のbe going toのセクションで行います。
会話の前後で意図を読む
| 直前の状況 | willの文 | 意図 |
|---|---|---|
| The phone is ringing. | I'll answer it. | その場の決定 |
| This box is heavy. | I'll carry it for you. | 申し出 |
| Please call me tonight. | I will call you. | 約束 |
I'llはI willの短縮形です。会話ではよく使われます。
その場の決定
A: We don't have any milk.
B: I will buy some.
Bは牛乳がないと今知り、「では私が買う」と決めました。すでに立てていた予定を説明しているのではありません。
申し出
A: I can't open this door.
B: I'll help you.
Bは相手の困りごとへ反応し、自分が手伝うと申し出ています。I'llは会話で自然な短縮形です。
約束
I will return the book tomorrow.
単なる予測ではなく、「明日、必ず返します」という話し手の約束として使えます。文脈や言い方によって意志の強さが伝わります。
例題:会話の空所を選ぶ
A: It's dark in this room.
B: ( ) the light.
Bが今、明かりをつけると決める場面です。
I'll turn on the light.
I think the light will turn on.では、明かりが自然につくという予測のようになり、申し出としてかみ合いません。
予測との見分け方
| 問い | Yesなら |
|---|---|
| 未来がどうなるかを考えているか | 予測のwill |
| 今聞いた状況へ反応して行動を決めたか | その場の決定 |
| 相手のために自分が行動すると言っているか | 申し出 |
| 未来の行動を守ると伝えているか | 約束 |
よくある間違い
willが出たらすべて予測だと考える誤りがあります。I'll help you.は相手のための申し出として読むのが自然です。
反対に、事前に決めていた予定まで「今決めた」と扱うと、後で学ぶbe going toとの違いが見えません。今回は直前の会話が決定のきっかけかに注目します。
自分で確かめよう
確認1:A: Someone is at the door. B: I'll open it.は、予測・その場の決定・約束のどれですか。
その場の決定です。来客を知った今、開けると決めています。確認2:「その荷物を運びましょう」を申し出として英語にしてください。
I'll carry the bag.またはI will carry it for you.などです。確認3:I think Ken will win.とI'll help Ken.のwillの違いを答えてください。
前者は未来の予測、後者は自分が手伝うという申し出・決定です。まとめと次の一歩
willは、会話中に今決めた行動、相手への申し出、未来の約束にも使います。直前の状況と話し手の反応を読んで意図を判断します。
次は、tomorrow・next week・soonなどの未来の時間表現をwillの文と正しくそろえます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。