時間表現と最初の動詞から基準時を見つけよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、時制をそろえることを「文章の時間地図を保つこと」と捉えました。今回は、その地図の出発点となる基準時を見つけます。
目標は、文章の時間表現と最初の主要動詞を手がかりに、現在・過去・未来の基準時を決め、後続する動詞を点検することです。長く複雑な時間移動は後で扱い、まず一つの基準時を持つ短い文章に集中します。
基準時を決める二つの手がかり
| 手がかり | 例 | 読み取る基準時 |
|---|---|---|
| 時間表現 | every day, usually | 現在の習慣 |
| 時間表現 | yesterday, last week, ago | 過去 |
| 時間表現 | tomorrow, next month | 未来 |
| 最初の主要動詞 | gets up / was / visited / will go | 時間表現が省略されたときの助け |
例題1:時間表現がはっきりしている文章
Last Saturday, Aya visited a library. She found an interesting book and read it there.
Last Saturdayを囲むと、基準時は過去です。最初の主要動詞visitedも過去形なので一致します。後ろのfoundとreadも同じ土曜日の出来事として過去形です。
readは現在形と過去形でつづりが同じですが、ここでは過去形で、発音は /red/ に近くなります。
例題2:時間表現が途中にある文章
My brother plays basketball every day. He practices after school and watches games at night.
every dayは最初の文の後ろにありますが、文章全体の習慣を示します。最初の主要動詞playsも現在形です。主語Heに合わせ、practicesとwatchesにも三単現の形が必要です。
例題3:時間表現が省略されている文章
We were tired. We took a bus home and went to bed early.
明示的なyesterdayはありませんが、最初の主要な状態wereが過去を示します。took、wentも続く過去の出来事です。
ただし、文章の外にある前後の文で時間が示されることもあります。短い一文だけで断定せず、段落の冒頭まで戻ります。
空所問題での手順
Yesterday, Ken (visit) his uncle and (help) him in the garden.
- Yesterdayを囲み、過去を基準にする
- visitをvisitedにする
- andの後ろのhelpも同じ昨日の出来事なのでhelpedにする
答えはvisited、helpedです。空所ごとに別々に考えず、一つの時間線へ置きます。
よくある間違い
空所のすぐ隣だけを見ると、段落の冒頭にあるLast Sundayを見落とします。また、最初の動詞だけを過去形にし、andの後ろを現在形のままにする誤りもあります。
基準時を見つけたら、時間表現を四角で囲み、同じ時間にある動詞を一本の下線で結びます。この方法なら、離れた動詞もまとめて点検できます。
自分で確かめよう
確認1:Every morning, Yuki gets up at six and walks her dog.の基準時は何ですか。
現在です。Every morningが習慣を示し、getsとwalksも現在形です。確認2:Two days ago, we visit the museum and saw an old map.の誤りを直してください。
visitをvisitedに直します。Two days agoで過去が基準となり、sawと同じ過去の出来事です。確認3:明示的な時間表現がないとき、何を手がかりにしますか。
文章の最初の主要動詞と、段落の前後の文を見ます。一文だけで決めず、文章全体の時間を確認します。まとめと次の一歩
基準時は、まず時間表現、次に最初の主要動詞から見つけます。現在・過去・未来の基準を決めたら、後続する動詞に時間が変わる理由があるかを点検します。
次は、現在の習慣と状態を説明する文章で、現在形を保ちながら三単現とbe動詞を主語に合わせます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。