LESSON 01

時制と進行形の入試総合

長文の時間線を描いて時制を読み取ろう

短い入試長文から時間表現・基準時・背景・時間移動を抽出し時間線へ配置する

長文の時間線を描いて時制を読み取ろう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、会話の前後から動詞の形を完成させました。今回は、複数の時間が現れる短い入試長文を、時間線に整理して読みます。

目標は、時間表現、基準時、過去の背景と出来事、現在への移動、未来の予定を抜き出し、文章の時制が変わる理由を図で説明することです。現在完了を含む本格長文は扱いません。

長文は翻訳より先に時間線を作る

短い長文の過去、現在、未来を時間線へ配置する図 左のyesterdayにwas walkingとfound、中央のnowにis safeとhave、右のtomorrowにam going to visitが置かれ、文章の時制変更が時間表現と対応する。 長文の時間線 yesterdaywas walkingfound過去の背景+出来事nowis safeI have ...現在の状態tomorrowam going to visit事前の予定 時間語を囲む → 動詞を抜く → 線上へ置く形が違う理由を時間・背景・予定の言葉で説明一文ずつ訳してから時制を考える順番にしない

例題:短い長文を読む

次の文章を読みます。

Yesterday, I was walking home when I found a small dog near the park. It looked tired, so I took it to a police box. The dog is safe now. I have some pictures of it. Tomorrow, I am going to visit the police box again.

まず、yesterday、now、tomorrowを囲みます。次に動詞を時間線へ置きます。

時間 動詞 役割
yesterday was walking 過去の途中の背景
yesterday found, looked, took 過去に起きた出来事・状態
now is, have 現在の状態
tomorrow am going to visit 事前の予定

問い1:なぜwas walkingなのか

犬を見つけたとき、帰宅するため歩いている途中でした。was walkingが背景、foundが途中に起きた出来事です。

問い2:なぜ途中で現在形へ変わるのか

The dog is safe now.のnowが、昨日の物語から現在の状態へ移る合図です。形が理由なく揺れているのではありません。

問い3:なぜbe going toなのか

明日もう一度交番へ行く予定を述べています。文章を書いている時点ですでに持っている予定なのでam going to visitが中心です。

具体例:空所を時間線から解く

同じ文章の一部が次のように出題されたとします。

Yesterday, I (walk) home when I (find) a small dog.

時間線から、walkは背景なのでwas walking、findは出来事なのでfoundです。空所を一つずつ解くのではなく、二つの関係を同時に見ます。

よくある間違い

文章を先頭から日本語へ訳すだけだと、nowやtomorrowが出ても頭の中の時間を切り替えられないことがあります。逆に「長文は全部過去」と決めると、現在の状態や未来の予定を壊します。

試験用紙では、時間表現へ四角、過去の背景へ波線、出来事へ点、現在・未来へ向かう場所へ縦線を入れます。

自分で確かめよう

確認1:例文でfoundが過去形になる理由は何ですか。yesterdayの過去に、歩いている途中で犬を見つける出来事が起きたからです。
確認2:The dog is safe now.が現在形になる理由は何ですか。nowが昨日から現在への時間移動を示し、犬の現在の状態を表すからです。
確認3:長文を読む最初の三手順を答えてください。時間表現を囲み、動詞を抜き出し、過去・現在・未来の時間線へ置きます。

まとめと次の一歩

短い長文では、翻訳より先に時間表現と動詞を抜き、時間線へ置きます。形の違いを、基準時、背景と出来事、時間移動、予定という役割で説明します。

次は、この時間線を自分で作る側へ回り、現在・過去・未来の流れが読み手へ伝わる短い英作文を書きます。

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