LESSON 01

willで未来を表そう

会話と短文でwillの意図を読み分けよう

未来予測、その場の決定、申し出・約束を会話の前後から読み分ける

会話と短文でwillの意図を読み分けよう

このレッスンの役割と目標

ここまで、willの予測、その場の決定、申し出・約束、未来の時間表現を一つずつ学びました。今回は、それらが混ざる会話と短文で、話し手の意図を文脈から判断します。

目標は、willを一律に「〜でしょう」と訳すのではなく、直前の状況・主語・発言の目的から用法を説明できることです。次の入試診断へ向けた統合練習です。

willの前後に手がかりがある

会話の前後からwillの意図を判断する見取り図 中央のwillの発言を、I thinkなどの考え、今知った問題、相手の困りごと、約束を求める言葉という四つの前後手がかりから、予測・決定・申し出・約束へ分類する。 willの発言前後を読む I think...予測こうなると思う今知った問題その場の決定今こうすると決める相手が困っている申し出私がします頼み・約束約束必ずします 訳語より先に「なぜ今この発言をしたか」を考える 会話の最初から最後まで一つの流れとして読む 同じwillでも、話し手の仕事が違う

例題1:予測を読む

A: Look at those dark clouds.

B: It will rain soon.

暗い雲を根拠に、これから雨が降ると予測しています。Bが雨を降らせると決めたわけではありません。

例題2:その場の決定を読む

A: We need some bread.

B: I'll go to the store.

Bはパンが必要だと今知り、店へ行くと決めています。直前の問題が決定のきっかけです。

例題3:申し出を読む

A: I have a lot of homework.

B: I'll help you with math.

Bは相手の困りごとに反応して、自分が助けると申し出ています。

例題4:約束を読む

A: Don't forget to send the email.

B: I won't forget. I will send it tonight.

Bは忘れないことと、今夜送ることを約束しています。won'tも話し手の強い意志を表せます。

短文でも主語を見る

Scientists think sea levels will rise in the future.

これは科学者の予測です。

I will carry your bag.

主語Iが相手のためにする行動を述べる文脈なら、申し出と読めます。主語が誰かも意図の手がかりです。

例題:空所へ合う発言を選ぶ

A: The window is open, and it's cold.

B: (   )

選択肢が次の二つだとします。

  1. It will be cold tomorrow.
  2. I'll close the window.

相手は今の寒さという問題を伝えています。Bの自然な反応は2で、その場の決定です。

よくある間違い

willを見つけた瞬間に「〜でしょう」と訳し、会話の役割を考えない誤りがあります。I'll help you.は「私はあなたを助けるでしょう」より「手伝います」という申し出です。

文だけを切り離すと、決定と約束の境目が分からない場合があります。そのときは直前の頼み、困りごと、話し手の反応を根拠にします。

自分で確かめよう

確認1:A: I can't carry all these books. B: I'll take some.のwillは何を表しますか。相手を助ける申し出です。
確認2:I think robots will do more jobs.のwillは何を表しますか。未来の予測です。I thinkが手がかりです。
確認3:A: Please be here at nine. B: I will.の意味と意図を答えてください。「そうします/9時に来ます」という約束です。willの後ろのbe here at nineが省略されています。

まとめと次の一歩

willの意図は、直前の状況、主語、発言の目的から判断します。I thinkなら予測、今知った問題なら決定、相手の困りごとなら申し出、頼みへの返答なら約束が中心です。

次は、形・時間表現・会話意図を入試形式で統合し、弱点の戻り先を決めます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。