会話と短文でwillの意図を読み分けよう
このレッスンの役割と目標
ここまで、willの予測、その場の決定、申し出・約束、未来の時間表現を一つずつ学びました。今回は、それらが混ざる会話と短文で、話し手の意図を文脈から判断します。
目標は、willを一律に「〜でしょう」と訳すのではなく、直前の状況・主語・発言の目的から用法を説明できることです。次の入試診断へ向けた統合練習です。
willの前後に手がかりがある
例題1:予測を読む
A: Look at those dark clouds.
B: It will rain soon.
暗い雲を根拠に、これから雨が降ると予測しています。Bが雨を降らせると決めたわけではありません。
例題2:その場の決定を読む
A: We need some bread.
B: I'll go to the store.
Bはパンが必要だと今知り、店へ行くと決めています。直前の問題が決定のきっかけです。
例題3:申し出を読む
A: I have a lot of homework.
B: I'll help you with math.
Bは相手の困りごとに反応して、自分が助けると申し出ています。
例題4:約束を読む
A: Don't forget to send the email.
B: I won't forget. I will send it tonight.
Bは忘れないことと、今夜送ることを約束しています。won'tも話し手の強い意志を表せます。
短文でも主語を見る
Scientists think sea levels will rise in the future.
これは科学者の予測です。
I will carry your bag.
主語Iが相手のためにする行動を述べる文脈なら、申し出と読めます。主語が誰かも意図の手がかりです。
例題:空所へ合う発言を選ぶ
A: The window is open, and it's cold.
B: ( )
選択肢が次の二つだとします。
- It will be cold tomorrow.
- I'll close the window.
相手は今の寒さという問題を伝えています。Bの自然な反応は2で、その場の決定です。
よくある間違い
willを見つけた瞬間に「〜でしょう」と訳し、会話の役割を考えない誤りがあります。I'll help you.は「私はあなたを助けるでしょう」より「手伝います」という申し出です。
文だけを切り離すと、決定と約束の境目が分からない場合があります。そのときは直前の頼み、困りごと、話し手の反応を根拠にします。
自分で確かめよう
確認1:A: I can't carry all these books. B: I'll take some.のwillは何を表しますか。
相手を助ける申し出です。確認2:I think robots will do more jobs.のwillは何を表しますか。
未来の予測です。I thinkが手がかりです。確認3:A: Please be here at nine. B: I will.の意味と意図を答えてください。
「そうします/9時に来ます」という約束です。willの後ろのbe here at nineが省略されています。まとめと次の一歩
willの意図は、直前の状況、主語、発言の目的から判断します。I thinkなら予測、今知った問題なら決定、相手の困りごとなら申し出、頼みへの返答なら約束が中心です。
次は、形・時間表現・会話意図を入試形式で統合し、弱点の戻り先を決めます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。