推測・保留・辞書確認を選び分けよう
このレッスンの役割
このセクションの仕上げです。これまでに作った根拠付きの予想を、実際の読み方の判断へつなげます。
目標は、読む目的、未知語の重要度、根拠の強さから、「推測で進む」「いったん保留」「辞書で確認」のどれかを理由付きで選べることです。
すべての未知語は同じ重さではない
次の三つを順に確かめます。
- 今の読みの目的は何か。
- この語が分からないと、筆者の主張や設問の答えが変わるか。
- 意味予想の根拠はどのくらい強いか。
| 選択 | 選びやすい状況 |
|---|---|
| 推測で進む | 大まかな内容を読む目的で、その語が中心でなく、根拠が強い |
| いったん保留 | 今すぐに正確でなくても読めるが、後の文で判断が変わりそう |
| 辞書で確認 | 設問の鍵になる、正確な使い方が必要、根拠が弱いままで読みが変わる |
具体例:場面に合わせて判断しよう
時間を測る入試問題
辞書は使えません。設問に関係しない未知語は、大まかな予想で進みます。鍵になる語は丸を付けて保留し、後の文と設問を見て戻ります。
家庭学習で英作文に使う
「たぶんこの意味」だけでは足りません。品詞、例文、一緒に使う語まで辞書で確かめます。意味が合っていても、使い方が合うとは限らないからです。
物語を楽しむ多読
一語ごとに辞書を引くと、話の流れが切れます。場面が分かる程度なら推測で進み、何度も現れる重要語だけを後で確かめます。
判断の記録を残そう
次の形で一行の記録を残すと、自分の読み方を振り返れます。
選択:保留。理由:主張に関わりそうだが、根拠が文の位置一つしかない。次の文を読んで戻る。
「分かったか」ではなく、「今の目的に合う行動を選べたか」を評価します。
おすすめの学び方
一つの英文を二回読みます。一回目は辞書なしで、未知語を三種類に分けます。二回目に「辞書確認」と決めた語だけを調べ、最初の予想のどの根拠が有効だったかを振り返ります。
よくある間違い
「辞書をたくさん引くほど丁寧」とは限りません。また、「推測できる人は辞書を使わない」のでもありません。目的に応じて使い分けることが力です。
自分で確かめよう
確認1:入試長文で設問に関係しない未知語があり、大まかな意味を根拠付きで予想できます。どうしますか
基本的には推測で進み、本文と設問の理解に時間を使います。確認2:英作文で使いたい未知語は、意味予想だけで使ってよいですか
基本的には辞書で品詞、例文、一緒に使う語まで確かめます。確認3:根拠が弱いが、次の文で説明されそうです。どの選択が合いますか
いったん保留し、次の文を読んで戻る選択が合います。まとめと次の一歩
未知語に出会ったとき、根拠を集め、意味を予想し、目的に合わせて次の行動を選べるようになりました。次のセクションでは、語の中心になる部分をより正確に見つけます。
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