文の位置から未知語の役割を仮置きしよう
このレッスンの役割
ここまでは語の内側を見ました。このレッスンでは「文の骨格と語順」で学んだ位置の知識を使い、意味が分からない語の役割を先にしぼります。
目標は、冠詞の後ろ、主語の後ろ、be動詞の後ろなどから、未知語を名詞・動詞・説明語の候補へ仮分類できることです。
具体例:意味より先に「仕事」を見よう
| 未知語を含む文 | 位置から分かること |
|---|---|
We saw a glimmer. |
aの後ろなので、人・物・ことを表す名詞らしい |
Birds migrate in autumn. |
主語Birdsの後ろなので、中心動詞らしい |
The road was slippery. |
wasの後ろで主語the roadを説明する語らしい |
まだ glimmer の正確な意味が分からなくても、「見る対象になる何か」まではしぼれます。migrate はBirdsがする動作です。slippery は道の状態です。
品詞候補は意味の箱を小さくする
「名詞らしい」と分かっても、それだけで正確な訳語は決まりません。しかし、「動作か、人・物・ことか、性質か」の区別だけで、候補は大きく減ります。
入試の空所補充でも同じです。選択肢の意味を一つずつ訳す前に、空所でどの品詞が仕事をするかを見ます。
役割を仮置きする手順
- 未知語をいったん四角で囲む。
- 直前と直後の語を見る。
- 文の主語と中心動詞を確かめる。
- 未知語の役割を「名詞らしい」のように仮置きする。
おすすめの学び方
意味を書く前に、未知語の上に「名」「動」「説明」のどれかを書きます。根拠になった直前・直後の語に下線を引きましょう。
よくある間違い
「aの後ろだから名詞」と分かったことと、「正確な意味が分かった」ことを混同しないでください。役割は予想をしぼる一つの根拠です。
自分で確かめよう
確認1:We saw a glimmer.のglimmerは何詞らしいですか
aの後ろにあるので、名詞らしいです。確認2:Birds migrate in autumn.のmigrateは文でどんな仕事をしますか
主語Birdsの動作を表す中心動詞の仕事です。確認3:品詞候補だけで正確な意味を決めてよいですか
いけません。語の形や周りの内容も合わせて考えます。まとめと次の一歩
文の位置から、未知語の文中での役割を仮置きできました。次は、周りの語や場面を使って、意味の範囲をもう一段しぼります。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。