LESSON 01

発音・アクセント情報を読もう

母音記号は口の形と長さを音声で確かめよう

/iː/と/ɪ/、/æ/と/ʌ/、/ɑː/など中学頻出の母音記号を、口の形・舌の位置・長さの違いとして辞書音声と照合する

母音記号は口の形と長さを音声で確かめよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは頻出の子音記号を音声へ結びつけました。今回は母音です。英語の母音は、日本語のア・イ・ウ・エ・オだけへ分けると違いを見失います。

目標は、頻出の母音記号を長さだけでなく、口の開き・舌の位置・音声の違いとして観察できることです。

頻出の母音を対で聞こう

記号 例語 観察点
/iː/ sheep 比較的長く、口を横へ
/ɪ/ ship 短めで力を抜く
/æ/ cat 口を広く開き舌を前寄りに
/ʌ/ cup 舌を中央寄りにして短く
/ɑː/ carの一例 口を開き、後ろ寄りの長い音

辞書・地域により car などの表記と音は異なります。ここでは一つの記号を絶対視せず、使用中の辞書音声とラベルを合わせます。

具体例:shipとsheepを比べよう

ship / sheep は子音が同じで、母音が違います。

  1. 二つの辞書音声を交互に聞く。
  2. /ɪ//iː/ の記号を見比べる。
  3. 長さだけでなく、口と舌の位置も変わることを観察する。
  4. 語だけでなく a ship / two sheep の短いまとまりで聞く。

/iː/ は単に /ɪ/ を長くしただけ、と覚えないことが大切です。音の質も異なります。

カタカナを仮の入口にする

初めはカタカナで近い音を思い出しても構いません。ただしカタカナを答えにしません。辞書音声を聞き、口の観察点と記号へ戻ります。

最小対の二語を一組で練習すると、「合っているか」ではなく「違いが聞こえるか」を確認できます。

よくある間違い

記号の ː だけを見て、母音の違いは長さだけだと考える誤りがあります。長さに加えて舌・口の形、音の質も聞きます。

また、英語の母音を日本語の五母音へ完全に当てはめると、cat / cut などが同じように聞こえます。二語の対比と音声で境界を作ります。

自分で確かめよう

確認1:/iː/と/ɪ/は長さだけの違いですかいいえ。長さに加え、口や舌の位置と音の質も異なります。
確認2:母音記号はカタカナへ置き換えれば十分ですか十分ではありません。辞書音声と口の観察点へ結びつけます。
確認3:地域により発音表示が違うときどうしますか辞書の米・英などのラベルを見て、対応する音声と記号を一組で確認します。

まとめと次の一歩

頻出の母音記号を、長さ・口・舌・音声の違いとして観察できました。次は強勢のない音節に多い弱い母音 /ə/ を見つけます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。