母音記号は口の形と長さを音声で確かめよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは頻出の子音記号を音声へ結びつけました。今回は母音です。英語の母音は、日本語のア・イ・ウ・エ・オだけへ分けると違いを見失います。
目標は、頻出の母音記号を長さだけでなく、口の開き・舌の位置・音声の違いとして観察できることです。
頻出の母音を対で聞こう
| 記号 | 例語 | 観察点 |
|---|---|---|
| /iː/ | sheep | 比較的長く、口を横へ |
| /ɪ/ | ship | 短めで力を抜く |
| /æ/ | cat | 口を広く開き舌を前寄りに |
| /ʌ/ | cup | 舌を中央寄りにして短く |
| /ɑː/ | carの一例 | 口を開き、後ろ寄りの長い音 |
辞書・地域により car などの表記と音は異なります。ここでは一つの記号を絶対視せず、使用中の辞書音声とラベルを合わせます。
具体例:shipとsheepを比べよう
ship / sheep は子音が同じで、母音が違います。
- 二つの辞書音声を交互に聞く。
/ɪ/と/iː/の記号を見比べる。- 長さだけでなく、口と舌の位置も変わることを観察する。
- 語だけでなく
a ship / two sheepの短いまとまりで聞く。
/iː/ は単に /ɪ/ を長くしただけ、と覚えないことが大切です。音の質も異なります。
カタカナを仮の入口にする
初めはカタカナで近い音を思い出しても構いません。ただしカタカナを答えにしません。辞書音声を聞き、口の観察点と記号へ戻ります。
最小対の二語を一組で練習すると、「合っているか」ではなく「違いが聞こえるか」を確認できます。
よくある間違い
記号の ː だけを見て、母音の違いは長さだけだと考える誤りがあります。長さに加えて舌・口の形、音の質も聞きます。
また、英語の母音を日本語の五母音へ完全に当てはめると、cat / cut などが同じように聞こえます。二語の対比と音声で境界を作ります。
自分で確かめよう
確認1:/iː/と/ɪ/は長さだけの違いですか
いいえ。長さに加え、口や舌の位置と音の質も異なります。確認2:母音記号はカタカナへ置き換えれば十分ですか
十分ではありません。辞書音声と口の観察点へ結びつけます。確認3:地域により発音表示が違うときどうしますか
辞書の米・英などのラベルを見て、対応する音声と記号を一組で確認します。まとめと次の一歩
頻出の母音記号を、長さ・口・舌・音声の違いとして観察できました。次は強勢のない音節に多い弱い母音 /ə/ を見つけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。