LESSON 01

例文から使い方を学ぼう

例文の人物・場面・丁寧さを読もう

例文の主語が人か物か、会話か説明文か、くだけた・丁寧などの用法表示があるかを読み、使える場面を限定する

例文の人物・場面・丁寧さを読もう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンで小語まで含む文の形を読みました。しかし、文法的に作れても、人物や場面に合わない表現があります。

目標は、例文の主語・相手・会話か説明文か・辞書の用法表示を見て、使える場面を限定することです。

場面を四つの問いで見る

問い 確認すること
だれが使うか 人、物、組織など
だれに向けるか 友人、先生、不特定の読者など
どこで使うか 会話、説明文、手紙など
表示はあるか 口語、形式的、くだけた表現など

辞書に用法ラベルがあれば、凡例で意味を確認します。表示がないニュアンスを自分の感覚だけで断定しません。

具体例:requestとaskを比べる

requestask はどちらも日本語で「頼む」と訳されることがあります。例文と表示を見ると、使われる場面や文の形が異なる場合があります。

I asked my friend for help.

友人へ頼む会話的な場面です。

The school requested further information.

学校という組織が、やや形式的な説明文で情報を求める例です。

ここで「requestは必ず形式的」と一例だけで断定せず、辞書ラベルと複数例を見ます。

人か物かも使い方を決める

動詞や形容詞によって、主語・目的語に人が来るか、物・出来事が来るかに傾向があります。例文の人物関係を残すと、不自然な入れ替えを防げます。

文の骨組みだけでなく、各スロットにどんな種類のものが入っているかを記録します。

よくある間違い

文法が正しければどの場面でも同じ表現を使える、と考える誤りがあります。丁寧さや文章の種類が相手に合う必要があります。

また、一つの例文だけで「若者語」「堅い語」などと決めつけないでください。辞書表示と複数例を証拠にします。

自分で確かめよう

確認1:例文の場面を読む四つの問いは何ですかだれが、だれに、どこで、どんな用法表示で使うかです。
確認2:文法が合えばどの相手にも使えますかいいえ。丁寧さや会話・説明文などの場面も確認します。
確認3:一例だけで語の丁寧さを断定してよいですかいいえ。辞書ラベルと複数の例文を確認します。

まとめと次の一歩

例文の人物・相手・文章の種類・用法表示から使える場面を限定できました。次は同じ欄の二つの例文を比べ、共通する使い方を抽出します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。