例文の人物・場面・丁寧さを読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンで小語まで含む文の形を読みました。しかし、文法的に作れても、人物や場面に合わない表現があります。
目標は、例文の主語・相手・会話か説明文か・辞書の用法表示を見て、使える場面を限定することです。
場面を四つの問いで見る
| 問い | 確認すること |
|---|---|
| だれが使うか | 人、物、組織など |
| だれに向けるか | 友人、先生、不特定の読者など |
| どこで使うか | 会話、説明文、手紙など |
| 表示はあるか | 口語、形式的、くだけた表現など |
辞書に用法ラベルがあれば、凡例で意味を確認します。表示がないニュアンスを自分の感覚だけで断定しません。
具体例:requestとaskを比べる
request と ask はどちらも日本語で「頼む」と訳されることがあります。例文と表示を見ると、使われる場面や文の形が異なる場合があります。
I asked my friend for help.
友人へ頼む会話的な場面です。
The school requested further information.
学校という組織が、やや形式的な説明文で情報を求める例です。
ここで「requestは必ず形式的」と一例だけで断定せず、辞書ラベルと複数例を見ます。
人か物かも使い方を決める
動詞や形容詞によって、主語・目的語に人が来るか、物・出来事が来るかに傾向があります。例文の人物関係を残すと、不自然な入れ替えを防げます。
文の骨組みだけでなく、各スロットにどんな種類のものが入っているかを記録します。
よくある間違い
文法が正しければどの場面でも同じ表現を使える、と考える誤りがあります。丁寧さや文章の種類が相手に合う必要があります。
また、一つの例文だけで「若者語」「堅い語」などと決めつけないでください。辞書表示と複数例を証拠にします。
自分で確かめよう
確認1:例文の場面を読む四つの問いは何ですか
だれが、だれに、どこで、どんな用法表示で使うかです。確認2:文法が合えばどの相手にも使えますか
いいえ。丁寧さや会話・説明文などの場面も確認します。確認3:一例だけで語の丁寧さを断定してよいですか
いいえ。辞書ラベルと複数の例文を確認します。まとめと次の一歩
例文の人物・相手・文章の種類・用法表示から使える場面を限定できました。次は同じ欄の二つの例文を比べ、共通する使い方を抽出します。
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