複合語・派生語・自由な語句を区別しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで、複合語は意味をもつ二語がまとまると学びました。このレッスンでは、これまで学んだ派生語と、場面ごとに作る自由な語句を区別します。
目標は、各部分が単独語か接辞か、組み合わせが決まった種類を指すかを根拠に三種類を分類できることです。
具体例:三つの作り方を比べる
| 種類 | 例 | 分け方 | 判断の根拠 |
|---|---|---|---|
| 複合語 | raincoat | rain + coat | 両方が単独語で、決まった種類 |
| 派生語 | hopeful | hope + -ful | -fulは接尾辞として性質を加える |
| 自由な語句 | yellow coat | yellow + coat | その場で色を説明する |
rain と coat はそれぞれ単独で使えます。-ful はこの働きでは単独語ではなく、中心に付いて性質を作る接尾辞です。
決まった種類か、その場の説明か
She wore a raincoat because it was raining.
raincoat は雨用の衣服という決まった種類です。
She wore a yellow coat for the photo.
yellow coat は写真の場面でコートの色を説明しています。別の色へ自由に替えられます。
ただし、二語表記の複合語もあるため、空白だけでは分類できません。意味のまとまりと辞書を使います。
区別の三問
- 両方の部分が単独語として使えるか。
- 接頭辞・接尾辞として働く部分はないか。
- 組み合わせが一つの決まった種類・意味を指すか。
境界があいまいな語は無理に断定せず、辞書の見出しと例文で確かめます。
よくある間違い
helpful の ful を「fullという独立語」と考え、複合語にすることです。現代の helpful では -ful が接尾辞として中心 help に性質を加える派生語です。
反対に bookstore の book と store はどちらも独立語で、「本を売る店」という種類を作る複合語です。
自分で確かめよう
確認1:hopefulは複合語ですか
いいえ。hopeに接尾辞-fulが付いた派生語です。確認2:bookstoreを複合語と考える根拠は何ですか
bookとstoreが単独語で、組み合わせが本を売る店という決まった種類を表すからです。確認3:空白の有無だけで複合語を決められますか
いいえ。二語表記の複合語もあるため、意味のまとまりと辞書を確認します。まとめと次の一歩
複合語・派生語・自由な語句を、部分の独立性と意味のまとまりから区別できました。次は、基本的な名詞複合語の右側が大きな種類を示すことを学びます。
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