文脈を使って誤った見出し語への戻し方を防ごう
このレッスンの役割と目標
これまで、語の形から基本形へ戻す方法を学びました。しかし saw、left、found のように、同じつづりが別の見出し語にも、動詞の変化形にもなる語があります。
目標は、周囲の語と文での役割を使い、考えるべき見出し語候補を絞ることです。語義の最終決定は次のセクションへ渡します。
形だけでは一つに決まらない
| 形 | 候補1 | 候補2 |
|---|---|---|
| saw | seeの過去形「見た」 | 名詞・動詞saw「のこぎり・切る」 |
| left | leaveの過去形「去った」 | 形容詞・名詞left「左の・左」 |
| found | findの過去形「見つけた」 | 動詞found「設立する」 |
戻し方を知っていても、毎回いちばん覚えている変化形へ戻すと誤ります。先に文の骨組みを見ます。
文の位置から候補を分けよう
I saw a bird in the tree.
I の直後にあり、目的語 a bird を取ります。この saw は動作を表す動詞で、see の過去形が有力です。
My father used a saw to cut the wood.
a の後ろにあり、道具を表しています。この saw は名詞の見出し語 saw が有力です。
Turn left at the corner.
turn の後ろで方向を示す left です。leave の過去形へ戻す必要はありません。
例題:foundの二つの入口
We found an old map.
We の後ろで過去の動作を表し、目的語 an old map があります。見出し語候補は find です。
They plan to found a new club.
to の後ろに原形が来る位置です。この found は「設立する」という独立した動詞で、見出し語は found のままです。
同じつづりでも、位置と周囲の語が候補を分けます。
よくある間違い
見覚えのある不規則変化を見つけた瞬間に、文を読まず原形へ戻す間違いがあります。形は入口ですが、文での役割がブレーキになります。
逆に、候補が二つあるから何も決められないわけではありません。冠詞の後ろ、主語の直後、to の後ろなど、すでに学んだ語順を使えば候補を大きく絞れます。
自分で確かめよう
確認1:She left home early. のleftは何の候補ですか
主語Sheの後ろで動作を表すので、`leave`の過去形が有力です。確認2:Raise your left hand. のleftはleaveへ戻しますか
戻しません。`hand`を説明する語として使われ、見出し語`left`が候補です。確認3:The group was founded in 2010. のfoundedは何を探しますか
設立されたという意味の動詞`found`を探します。`find`ではありません。まとめと次の一歩
形だけで機械的に戻さず、語順と文での役割から見出し語候補を絞れました。次は、検索しても見つからないとき、どの段階で止まったかを診断します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。