LESSON 01

語の中心になる部分を見つけよう

偶然同じ文字列を中心と決めないようにしよう

同じ文字列があるか、語族で繰り返すか、共通する意味があるかの三点で中心候補の誤りを診断する

偶然同じ文字列を中心と決めないようにしよう

このレッスンの役割

前のレッスンで、つづりが少し変わっても意味のつながりから中心を追いました。今回は逆に、文字が完全に一致しても、それだけでは中心と決められないことを確かめます。

目標は、中心候補を「文字の一致」「語族での繰り返し」「意味の共通」の三点で診断し、偶然の一致を棄却できることです。

具体例:carpetのcarは中心か

carpet の最初には car という文字列があります。しかし、次の三点を確かめると、[car][pet] と分ける根拠はありません。

診断項目 確かめたこと
文字の一致 carは確かに含まれる
語族での繰り返し petが語尾として異なる中心に付く語族を説明できない
意味の共通 carpetの意味を「自動車」のcarで説明できない

文字の一致はありますが、残りの二点が支えていません。したがって、この car は今の学習で使える中心候補ではないと判断します。

誤った分け方を診断する三問

  1. その部分は、他の関連語でも同じ意味の土台になるか。
  2. 外した前後の部分は、他の中心にも繰り返し付くか。
  3. その分け方で、完成語の文中での意味をよりよく説明できるか。

三問のうち一つでも根拠が弱い場合は、「分解できた」と断定せず保留します。

さらに二つ診断しよう

見える知った形 判断
teacher tea teacherはteachと意味がつながり、teaでは説明しにくい
planet plan planetとplanは意味の共通性を説明できない

teacher では teach, teaches, teaching, teacher と並べると、teach が中心候補としてより高い説明力を持ちます。「文字として含まれる」と「意味の中心である」は別です。

おすすめの学び方

分け方を思い付いたら、すぐ丸を付けず、横に「文字」「語族」「意味」の三つの欄を作ります。三つの根拠がそろった候補だけを四角で囲みましょう。

よくある間違い

間違いを避けるために、すべての語を分解不可能と決めないでください。このレッスンの目的は分解をやめることではなく、根拠のある分け方だけを残すことです。

自分で確かめよう

確認1:carpetのcarを中心と判断できない主な理由は何ですかcarpetの意味を自動車のcarで説明できず、petを外す語族の根拠もないからです。
確認2:teacherのteaよりteachのほうが中心候補に合うのはなぜですかteachがteachingやteacherなどの語族で繰り返し、教えることに関する意味も共通するからです。
確認3:分け方の根拠が一つしかないときはどうしますか一旦保留し、別の関連語、文脈、辞書情報から追加の根拠を探します。

まとめと次の一歩

偶然の文字列を、語族と意味の根拠がある中心候補と区別できました。次は、残した中心候補の意味が、実際の文の場面に合うか確かめます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。