可算・不可算と自動詞・他動詞の表示を使おう
このレッスンの役割と目標
ここまでは名詞・動詞・形容詞・副詞の大きな品詞を選びました。今回は辞書の用法表示を一段深く使い、名詞なら可算・不可算、動詞なら自動詞・他動詞を文と照合します。
目標は、辞書の略号を凡例で確認し、冠詞・複数形・目的語の有無から候補を絞ることです。
名詞の可算・不可算表示
可算名詞は、一つ・二つと数える用法をもちます。不可算名詞は、その意味では通常一つずつ数えません。
| 文の形 | 辞書で見ること |
|---|---|
| a book / two books | 可算名詞の用法 |
| some water | 不可算名詞の用法 |
| a glass / three glasses | 容器として数える可算用法 |
同じ語でも意味により表示が変わることがあります。glass は「ガラス」という材料なら不可算、「コップ」なら可算です。表示は語義選択にも役立ちます。
動詞の自動詞・他動詞表示
他動詞は、その用法で直後に目的語を取ります。自動詞は直接の目的語を取りません。
The door opened.
opened の後ろに目的語がなく、door 自身が開いたので、自動詞の用法です。
Ken opened the door.
the door を目的語に取り、Kenがドアを開けたので、他動詞の用法です。
辞書では 自 / 他、vi. / vt. などの表示があります。必ず使用中の辞書の凡例を確認します。
例題:文の形と表示を照合しよう
We need some paper.
some の後ろで材料としての紙を表すため、不可算の語義候補を見ます。
I wrote three papers for the class.
three と複数形があるため、数えられる「論文・レポート」などの可算用法を見ます。日本語訳だけでなく文の形が語義候補を分けます。
よくある間違い
一つの名詞はいつでも可算またはいつでも不可算だと決める誤りがあります。多くの語は意味や場面により用法が変わります。
また、自動詞・他動詞を日本語訳だけで判断しないでください。英語で目的語を直接取るか、前置詞が必要かを辞書の表示と例文で確認します。
自分で確かめよう
確認1:two lightsのlightはどの表示が必要ですか
数えられる「明かり・照明」などの可算名詞用法を見ます。確認2:The meeting started. のstartedは自動詞・他動詞のどちらの候補ですか
直接の目的語がなくmeetingが始まったので、自動詞用法の候補です。確認3:She started the meeting. ではどうですか
`the meeting`を直接の目的語に取るため、他動詞用法の候補です。まとめと次の一歩
品詞表示に加え、可算・不可算、自動詞・他動詞の表示を文の形と照合できました。次は一つの品詞欄に並ぶ複数の語義番号をどう読むか学びます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。