辞書の発音情報で何を確かめるか見通そう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、辞書から品詞と語義を選びました。今回は同じ項目の発音情報を使い、つづりだけでは分からない音と強く読む位置を確かめます。
目標は、音声・発音記号・音節区切り・アクセント記号・地域表示がそれぞれ何を教えるか説明できることです。
発音情報の五つの道具
| 情報 | 分かること | 使う場面 |
|---|---|---|
| 音声ボタン | 実際の一例の音 | 最初と最後に聞く |
| 発音記号 | 音の並び | つづりに惑わされるとき |
| 音節区切り | 音のまとまりの数 | 長い語を分けるとき |
| 強勢記号 | 強く明瞭に読む中心 | アクセント問題・聞き取り |
| 米・英などの表示 | 発音の地域差 | 複数音声を比べるとき |
辞書により記号や配置は異なります。使っている辞書の凡例を確認し、五つを目的に合わせて使います。
具体例:photographを調べるなら
photograph はつづりを一字ずつカタカナへ変えても自然な音になりません。
- 音声を一度聞き、いくつのまとまりに聞こえるか予想する。
- 発音表記で音の並びを確かめる。
- 強勢記号から、どの音節が中心か見る。
- もう一度聞き、強勢のある音節と弱い音節を比べる。
- 一音節ずつ、次に語全体をまねる。
音声と記号はどちらか一方を選ぶものではありません。耳で聞いたことを記号で見直し、記号から予想したことを音声で確かめます。
おすすめの学び方
発音記号を全部覚えてから聞こうとしないでください。毎回一つだけ観察点を決めます。
今日は「音節数」、次は「最初の子音」、その次は「強勢位置」のように分けると、聞き流しになりません。音声素材がまだ付いていない場合は辞書の音声を使い、将来レッスン音声が付いたら同じ観察を行えます。
よくある間違い
英語のつづりを知っていれば発音も一つに決まると考える誤りがあります。a や o など同じ文字でも語によって音が異なります。
反対に、発音記号を読めなければ音声を聞いてはいけないわけではありません。音声から気づき、必要な記号を少しずつ結びつけます。
自分で確かめよう
確認1:強く読む位置はどの情報で確かめますか
辞書のアクセント・強勢記号を見て、音声でも確認します。確認2:発音はつづりだけで決められますか
決められません。音声と発音表記を使います。確認3:地域表示は何のためにありますか
米国・英国などで異なる発音例を区別するためです。まとめと次の一歩
辞書の発音情報を五つの道具に分け、目的に応じて使う見通しを持てました。次は辞書音声を聞く前・途中・後の三段階で使います。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。