文が求める品詞と語族の形を根拠付きで選ぼう
このレッスンの役割
このセクションの仕上げです。名詞・動詞・形容詞・副詞が混ざった文章で、文のスロットを先に決め、語族の意味と形を照合します。
目標は、選んだ形がなぜ必要かだけでなく、ほかの形がなぜ入らないかも説明し、誤答時に戻る場所を自分で選べることです。
具体例:入試型の短文で統合しよう
The science club decided to develop a water-saving project. Its development took three months. The students worked carefully and completed it successfully. Their successful design became a great success.
| 語 | 品詞 | 文中の根拠 |
|---|---|---|
| decided | 動詞 | 主語clubの述語 |
| develop | 動詞 | to不定詞のtoの後ろ |
| development | 名詞 | Itsの後ろでtookの主語 |
| carefully | 副詞 | workedの様子 |
| successfully | 副詞 | completedの結果・様子 |
| successful | 形容詞 | 名詞designの性質 |
| success | 名詞 | a greatの後ろで補語の中心 |
同じ段落に同じ語族の異なる形が出ても、文中の仕事を一つずつ見れば混乱しません。
空所問題へ変えて解く
Their (success / succeed / successful / successfully) design became a great success.
- 空所の直後は名詞
design。 - designの性質を説明する形容詞が必要。
- success語族の形容詞は
successful。 - 文意も「成功した設計」で通る。
success は名詞、succeed は動詞、successfully は副詞なので、この空所には入りません。
修了判定の四問
- 空所を見る前に主語と動詞を見つけられるか。
- 名詞・動詞・形容詞・副詞のどの仕事が必要か言えるか。
- 語族の中心意味と派生形を照合できるか。
- 誤答を意味・位置・形に分類し、戻り先を選べるか。
おすすめの練習方法
選択肢を隠し、空所の上に N / V / Adj / Adv のどれかを書いてから選択肢を見ます。答え合わせでは日本語訳だけでなく、空所の前後に根拠の線を引きます。
翌日は同じ語族ではなく、別の decide / decision や careful / carefully で同じ手順を再現します。
よくある間違い
日本語にしたとき自然な語を先に選ぶことです。日本語では品詞を同じ形で表せる場合があり、英語の空所が要求する形を見落とします。
必ず「文の仕事 → 語族の意味 → 実際の形」の順にします。
自分で確かめよう
確認1:Its developmentでdevelopmentを選ぶ根拠は何ですか
所有格Itsの後ろにあり、tookの主語となる名詞が必要だからです。確認2:to developでdevelopを選ぶ根拠は何ですか
to不定詞のtoの後ろに動詞の原形が必要だからです。確認3:completed it successfullyでsuccessfullyは何を説明しますか
動詞completedの結果・様子を説明します。確認4:successful designでほかのsuccess語族が入らない理由は何ですか
designという名詞を直接説明する形容詞が必要で、ほかは名詞・動詞・副詞だからです。まとめと次の一歩
文が求める品詞を先に決め、語族の形を根拠付きで選べました。次の「二つの語からできる複合語」では、接辞ではなく、意味をもつ二語が組み合わさって新しい一語・まとまりを作る仕組みを学びます。
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