LESSON 01

品詞が変わると文での役割も変わる

文が求める品詞と語族の形を根拠付きで選ぼう

名詞・動詞・形容詞・副詞を混ぜた入試基礎文で、空所の役割を先に決め、語族の意味と形を照合し、選択理由と誤答理由を説明する

文が求める品詞と語族の形を根拠付きで選ぼう

このレッスンの役割

このセクションの仕上げです。名詞・動詞・形容詞・副詞が混ざった文章で、文のスロットを先に決め、語族の意味と形を照合します。

目標は、選んだ形がなぜ必要かだけでなく、ほかの形がなぜ入らないかも説明し、誤答時に戻る場所を自分で選べることです。

具体例:入試型の短文で統合しよう

The science club decided to develop a water-saving project. Its development took three months. The students worked carefully and completed it successfully. Their successful design became a great success.

品詞 文中の根拠
decided 動詞 主語clubの述語
develop 動詞 to不定詞のtoの後ろ
development 名詞 Itsの後ろでtookの主語
carefully 副詞 workedの様子
successfully 副詞 completedの結果・様子
successful 形容詞 名詞designの性質
success 名詞 a greatの後ろで補語の中心

同じ段落に同じ語族の異なる形が出ても、文中の仕事を一つずつ見れば混乱しません。

空所問題へ変えて解く

Their (success / succeed / successful / successfully) design became a great success.

  1. 空所の直後は名詞 design
  2. designの性質を説明する形容詞が必要。
  3. success語族の形容詞は successful
  4. 文意も「成功した設計」で通る。

success は名詞、succeed は動詞、successfully は副詞なので、この空所には入りません。

修了判定の四問

  1. 空所を見る前に主語と動詞を見つけられるか。
  2. 名詞・動詞・形容詞・副詞のどの仕事が必要か言えるか。
  3. 語族の中心意味と派生形を照合できるか。
  4. 誤答を意味・位置・形に分類し、戻り先を選べるか。

おすすめの練習方法

選択肢を隠し、空所の上に N / V / Adj / Adv のどれかを書いてから選択肢を見ます。答え合わせでは日本語訳だけでなく、空所の前後に根拠の線を引きます。

翌日は同じ語族ではなく、別の decide / decisioncareful / carefully で同じ手順を再現します。

よくある間違い

日本語にしたとき自然な語を先に選ぶことです。日本語では品詞を同じ形で表せる場合があり、英語の空所が要求する形を見落とします。

必ず「文の仕事 → 語族の意味 → 実際の形」の順にします。

自分で確かめよう

確認1:Its developmentでdevelopmentを選ぶ根拠は何ですか所有格Itsの後ろにあり、tookの主語となる名詞が必要だからです。
確認2:to developでdevelopを選ぶ根拠は何ですかto不定詞のtoの後ろに動詞の原形が必要だからです。
確認3:completed it successfullyでsuccessfullyは何を説明しますか動詞completedの結果・様子を説明します。
確認4:successful designでほかのsuccess語族が入らない理由は何ですかdesignという名詞を直接説明する形容詞が必要で、ほかは名詞・動詞・副詞だからです。

まとめと次の一歩

文が求める品詞を先に決め、語族の形を根拠付きで選べました。次の「二つの語からできる複合語」では、接辞ではなく、意味をもつ二語が組み合わさって新しい一語・まとまりを作る仕組みを学びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。