品詞・地域で異なる発音表示を比べよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンで第一・第二強勢を読みました。今回は、同じつづりでも品詞で強勢が変わる例と、地域により音が異なる例を辞書ラベルから比較します。
目標は、一つの発音だけを絶対の正解とせず、本文の品詞と辞書の地域表示に合う音声を選べることです。
品詞で強勢が変わる例
一部の二音節語では、名詞と動詞で強勢位置が異なります。
| 語 | 品詞と意味の例 | 強勢の傾向例 |
|---|---|---|
| record | 名詞「記録」 | 前の音節が中心 |
| record | 動詞「記録する」 | 後ろの音節が中心 |
| present | 名詞・形容詞の用法 | 前の音節が中心の例 |
| present | 動詞「提示する」 | 後ろの音節が中心の例 |
すべての同形語に当てはまる規則ではありません。辞書で品詞ごとの発音表示と音声を確認します。
具体例:recordを文から選ぼう
I kept a record of the game.
a の後ろで名詞です。名詞欄の発音と強勢を選びます。
Please record the game.
命令文の先頭で動詞です。動詞欄の発音と強勢を選びます。意味だけでなく、前のセクションで学んだ品詞判断が発音選択にもつながります。
地域差の表示を読もう
辞書には米、英、AmE、BrEなどのラベルと複数音声が載ることがあります。母音や /r/ の現れ方などが異なる場合があります。
どちらかを「正しい」、もう一方を「誤り」としません。聞き取りでは両方の存在を知り、自分が練習するときは教科書・学校・使用辞書など一つのモデルを中心に一貫させます。
よくある間違い
同じつづりなら品詞が違っても発音が必ず同じ、と決める誤りがあります。まず本文の品詞を選び、その欄の発音を見ます。
また、地域差を発音ミスとして扱わないでください。辞書のラベルで認められた変異か、単なる読み違いかを区別します。
自分で確かめよう
確認1:recordの発音を選ぶ前に何を見ますか
本文で名詞か動詞かを判断し、対応する辞書欄を見ます。確認2:米英で音が違えば片方は誤りですか
いいえ。辞書に地域変異として示されていれば、どちらも認められた発音です。確認3:自分の練習ではどう選びますか
教科書や学校、辞書など一つのモデルを中心に一貫して練習します。まとめと次の一歩
品詞と地域ラベルから複数の発音表示を区別できました。次は音声・記号・音節・強勢・変異をまとめ、未知語の音を根拠付きで説明します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。