辞書音声を聞く前・途中・後の三段階で使おう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンで、辞書音声と記号を往復すると学びました。今回は音声をただ繰り返すのではなく、聞く前・途中・後に一つずつ仕事を与えます。
目標は、予想→観察→照合→再現の順で辞書音声を使えることです。
三段階の聞き方
| 段階 | すること | 問い |
|---|---|---|
| 聞く前 | つづりと記号から一つ予想 | 音節はいくつか |
| 聞いている途中 | 観察点を一つに絞る | どこを強く読むか |
| 聞いた後 | 記号と照合し短くまねる | 予想と何が違ったか |
一度に母音、子音、音節、強勢を全部聞こうとすると、どれも曖昧になります。一回の再生につき一つの問いを持ちます。
具体例:importantを聞こう
- 聞く前に、辞書の音節区切りと強勢記号を見る。
- 一回目は音節数だけを数える。
- 二回目はもっとも強く明瞭な音節を探す。
- 三回目は弱い母音に注目する。
- 音節ごとに短くまね、最後に語全体を言う。
音声に速度変更があれば、最初だけ遅くしてもよいでしょう。ただし最後は通常速度でも聞き、遅い音だけを覚えないようにします。
自分の声を確認する方法
辞書音声の直後に一度だけまね、スマートフォンなどで短く録音できる場合は比較します。うまさを採点するのではなく、今日の観察点だけを確認します。
たとえば「第一強勢の位置が合ったか」「最後の子音を落としていないか」の一つです。改善点を一つ決めて再録音すると、変化が分かります。
よくある間違い
音声を十回流せば自然に身につくと考える誤りがあります。問いを持たない再生は背景音になりやすく、どこが違うか分かりません。
また、最初から語全体を完璧にまねようとすると負荷が高すぎます。音節、強勢、対象の音の順に分けます。
自分で確かめよう
確認1:音声を聞く前に何を一つ決めますか
音節数や強勢位置など、今回観察する問いを一つ決めます。確認2:何度も聞くだけでよいですか
いいえ。予想し、一つを観察し、記号と照合して短く再現します。確認3:録音では何を確認しますか
今日の観察点を一つだけ確認し、次の再現で直します。まとめと次の一歩
辞書音声を予想・観察・照合・再現の流れで使えました。次は発音記号がつづりではなく、音の地図であることを理解します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。