LESSON 01

辞書で品詞と語義を選ぼう

最初の訳を捨て、例文で語義を再確認しよう

最初に覚えた訳や検索上位の訳へ固定せず、同じ品詞・同じ文型の辞書例文と本文を比べて語義を再確認する

最初の訳を捨て、例文で語義を再確認しよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンまでに、品詞・文型・文脈から語義候補を選びました。今回は「最初に覚えた訳」や「検索結果の一番上」へ引っぱられる誤りを修正します。

目標は、本文と同じ品詞・似た文型の辞書例文を探し、選んだ語義を再確認できることです。

例文は何を比べるためにあるか

単に同じ単語が含まれる例文ならよいわけではありません。次の三点を比べます。

  1. 品詞が同じか。
  2. 後ろに続く目的語・前置詞・補語の形が同じか。
  3. 主語や場面が近く、選んだ意味で論理が通るか。
比べる項目 本文 辞書例文
品詞 動詞か、名詞かなど 同じ品詞か
文の形 目的語・前置詞は何か 同じ型か
場面 人、物、出来事は何か 近い使い方か

たとえば take を調べるとき、本文が take medicine なら take a bus の例文より、薬を目的語に取る例文を優先します。

具体例:meetを再確認しよう

This hall meets the needs of local students.

最初に覚えた meet = 会う を入れると、「ホールが必要に会う」となり不自然です。

辞書で動詞欄を見て、meet a need / requirement のような例を探します。これは「必要・条件を満たす」という語義です。本文の目的語 the needs と同じ型なので、根拠になります。

I met my friend at the station.

こちらは人 my friend を目的語に取り、「会った」という語義です。同じ動詞でも目的語と場面が違います。

確認して合わなければ戻ろう

例文が本文と一致しないときは、無理に似せません。

  1. 品詞候補は正しかったか。
  2. 文型・前置詞を見落としていないか。
  3. 別の語義番号に同じ型がないか。
  4. 前後の文脈と矛盾しないか。

この順で一段ずつ戻ると、どこで選び間違えたか診断できます。

よくある間違い

検索結果の短い日本語だけを本文へ貼り付ける間違いがあります。辞書例文は、語がどのような相手とどの形で使われるかを見る資料です。

また、例文に同じ見出し語があるだけで証拠にしないでください。品詞と文型が違えば、別の語義を示している可能性があります。

自分で確かめよう

確認1:本文がtake medicineならどんな例文を優先しますか同じ動詞用法でmedicineなど薬を目的語に取る例文を優先します。
確認2:meet the needsを「必要に会う」としない理由は何ですか辞書の同じ文型の例文では、needを目的語に取るmeetが「満たす」を表すからです。
確認3:例文が合わないときどうしますか品詞、文型、別の語義、文脈の順に戻って候補を再検討します。

まとめと次の一歩

最初の訳へ固定せず、同じ品詞・文型の辞書例文で語義を再確認できました。次はすべての証拠を順番に使い、入試基礎文の未知語を選びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。