つづりと違う子音記号を辞書音声へ結びつけよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンで、発音記号は音の順を表すと学びました。今回は中学英語でよく出る、つづりと見た目の違う子音記号だけに絞ります。
目標は、記号をカタカナへ置き換えず、例語と辞書音声から対象の子音を特定できることです。
頻出の子音記号を比べよう
| 記号 | 例語 | 観察点 |
|---|---|---|
| /θ/ | think | 舌先を歯に近づけ、喉の振動なし |
| /ð/ | this | 同じ位置で喉の振動あり |
| /ʃ/ | she | 唇を少し丸めた摩擦音 |
| /tʃ/ | chair | /ʃ/より始まりに閉鎖がある |
| /dʒ/ | job | /tʃ/に近い位置で声あり |
| /ŋ/ | sing | 舌の奥で止め、通常最後に/g/を足さない |
説明だけで完全な音にはなりません。記号を見たら必ず辞書音声を聞き、口の位置と喉の振動を補助情報として使います。
具体例:thは一つの音ではない
think と this はどちらも th で始まりますが、辞書表記では /θ/ と /ð/ に分かれます。
- 二つの音声を交互に聞く。
- 指を喉へ軽く当てる。
/θ/は振動を始めず、/ð/は声を伴うことを確認する。thin / thenなど別の語でも区別する。
英字の th だけではどちらか決まらないため、辞書表記と音声が役立ちます。
記号カードの作り方
表にある記号を全部一日で暗記せず、表面に記号と例語、裏面に「口・喉の観察点」を一つ書きます。音声を聞いてから答えを隠し、記号を選びます。
カタカナの「シ」「チ」だけに置き換えると、英語の区別が消える場合があります。例語どうしの違いを聞く練習を優先します。
よくある間違い
記号の形から音を想像し、音声確認を省く誤りがあります。/ʃ/ の形そのものは音を説明しません。学習上のラベルです。
また sing の最後を常に「ング」として強い /g/ まで足すと、辞書表記 /ŋ/ と合わない場合があります。記号の終わりを確認します。
自分で確かめよう
確認1:thinkとthisのthは同じ記号ですか
いいえ。一般にthinkは`/θ/`、thisは`/ð/`で、喉の振動が異なります。確認2:sheとchairの最初は同じですか
sheは`/ʃ/`、chairは`/tʃ/`で、後者は始まりに閉鎖があります。確認3:記号だけで音を確定しますか
記号を手がかりにし、辞書音声で実際の音を必ず照合します。まとめと次の一歩
頻出の子音記号を例語・口の位置・喉の振動・音声へ結びつけました。次は母音記号を、長さだけでなく口の形と舌の位置から比べます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。