LESSON 01

辞書で品詞と語義を選ぼう

未知語の品詞と語義を根拠付きで決めよう

見出し語、語順、品詞表示、用法表示、語義番号、文型、文脈、例文を順に使い、入試基礎文の未知語の品詞と意味を根拠付きで選ぶ

未知語の品詞と語義を根拠付きで決めよう

このレッスンの役割と目標

「辞書で品詞と語義を選ぼう」セクションの仕上げです。見出し語、語順、品詞表示、用法表示、文型、文脈、例文を一つの判断順にまとめます。

目標は、入試基礎文の未知語について「何詞の、どの意味か」を二つ以上の証拠で説明し、迷った段階から戻り先を選べることです。

総合判断の七段階

  1. 文中形から見出し語を確認する。
  2. 語順から品詞候補を立てる。
  3. 辞書の品詞表示と照合する。
  4. 可算・不可算、自動詞・他動詞など用法を見る。
  5. 目的語・前置詞・補語から文型を合わせる。
  6. 言い換え・対比・因果など文脈に合う語義を選ぶ。
  7. 同じ品詞・文型の例文で再確認する。

途中を飛ばすと、最初の訳へ引っぱられやすくなります。

前半の判断 後半の判断
見出し語・品詞・用法で読む欄を絞る 文型・文脈・例文で意味を選ぶ
語の形と位置が証拠 前後の関係と実例が証拠

総合例題:入試基礎文を読もう

Our town opened a new learning center last year. It holds free classes for children. The center also meets the needs of older people by offering computer lessons.

holds を調べます。

  • 見出し語は hold
  • 主語 It の後ろで free classes を目的語に取る動詞。
  • 文脈は learning center の活動なので、「持つ」より「授業・行事を開く」という語義が合う。
  • 辞書で hold a class / meeting に近い例文を確認する。

meets も見出し語は meet、動詞です。目的語が the needs であり、辞書の meet a need の例から「必要を満たす」を選びます。

根拠の書き方

hold は動詞。「It + holds + free classes」で目的語を取り、施設が授業を実施する文脈に合う。辞書の hold a class の例文とも一致するので「開く・行う」を選ぶ。

このように、品詞、文型、文脈、例文のうち少なくとも二つを示します。日本語訳だけでは根拠になりません。

修了判定と戻り先

品詞で迷うなら第2〜4、用法表示なら第5、語義番号の考え方なら第6へ戻ります。文型なら第7、文脈なら第8、最初の訳から離れられないなら第9です。

一問の誤りを「単語力不足」でまとめず、どの証拠を使えなかったか診断します。

よくある間違い

辞書に載る訳の中から、本文に入りそうな日本語を感覚で選ぶ間違いがあります。正しい候補は、英語の品詞・文型・文脈と一致します。

また、証拠が一つだけなら偶然合うことがあります。品詞と文型、文型と文脈のように複数の証拠を重ねます。

自分で確かめよう

確認1:The hall holds 500 people. のholdはどんな意味候補ですかhallを主語とし500 peopleを目的語に取るため、「収容できる」という語義候補です。
確認2:She met the deadline. のmeetを「会う」としますかしません。目的語deadlineと辞書例文から、「期限に間に合う・守る」という語義候補を選びます。
確認3:語義を選ぶ前に品詞を決める理由は何ですか品詞ごとに語義と使える文型が分かれ、読むべき候補を正しく狭められるからです。
確認4:例文だけ合えば十分ですか同じ品詞・文型で、前後の文脈にも合うことを重ねて確認します。

まとめと次の一歩

見出し語から品詞、用法、文型、文脈、例文へ順に進み、未知語の意味を根拠付きで選べました。次の「発音・アクセント情報を読もう」では、辞書の音声・発音記号・強く読む位置を使い、文字と音を結びつけます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。