未知語の品詞と語義を根拠付きで決めよう
このレッスンの役割と目標
「辞書で品詞と語義を選ぼう」セクションの仕上げです。見出し語、語順、品詞表示、用法表示、文型、文脈、例文を一つの判断順にまとめます。
目標は、入試基礎文の未知語について「何詞の、どの意味か」を二つ以上の証拠で説明し、迷った段階から戻り先を選べることです。
総合判断の七段階
- 文中形から見出し語を確認する。
- 語順から品詞候補を立てる。
- 辞書の品詞表示と照合する。
- 可算・不可算、自動詞・他動詞など用法を見る。
- 目的語・前置詞・補語から文型を合わせる。
- 言い換え・対比・因果など文脈に合う語義を選ぶ。
- 同じ品詞・文型の例文で再確認する。
途中を飛ばすと、最初の訳へ引っぱられやすくなります。
| 前半の判断 | 後半の判断 |
|---|---|
| 見出し語・品詞・用法で読む欄を絞る | 文型・文脈・例文で意味を選ぶ |
| 語の形と位置が証拠 | 前後の関係と実例が証拠 |
総合例題:入試基礎文を読もう
Our town opened a new learning center last year. It holds free classes for children. The center also meets the needs of older people by offering computer lessons.
holds を調べます。
- 見出し語は
hold。 - 主語
Itの後ろでfree classesを目的語に取る動詞。 - 文脈は learning center の活動なので、「持つ」より「授業・行事を開く」という語義が合う。
- 辞書で
hold a class / meetingに近い例文を確認する。
meets も見出し語は meet、動詞です。目的語が the needs であり、辞書の meet a need の例から「必要を満たす」を選びます。
根拠の書き方
holdは動詞。「It + holds + free classes」で目的語を取り、施設が授業を実施する文脈に合う。辞書のhold a classの例文とも一致するので「開く・行う」を選ぶ。
このように、品詞、文型、文脈、例文のうち少なくとも二つを示します。日本語訳だけでは根拠になりません。
修了判定と戻り先
品詞で迷うなら第2〜4、用法表示なら第5、語義番号の考え方なら第6へ戻ります。文型なら第7、文脈なら第8、最初の訳から離れられないなら第9です。
一問の誤りを「単語力不足」でまとめず、どの証拠を使えなかったか診断します。
よくある間違い
辞書に載る訳の中から、本文に入りそうな日本語を感覚で選ぶ間違いがあります。正しい候補は、英語の品詞・文型・文脈と一致します。
また、証拠が一つだけなら偶然合うことがあります。品詞と文型、文型と文脈のように複数の証拠を重ねます。
自分で確かめよう
確認1:The hall holds 500 people. のholdはどんな意味候補ですか
hallを主語とし500 peopleを目的語に取るため、「収容できる」という語義候補です。確認2:She met the deadline. のmeetを「会う」としますか
しません。目的語deadlineと辞書例文から、「期限に間に合う・守る」という語義候補を選びます。確認3:語義を選ぶ前に品詞を決める理由は何ですか
品詞ごとに語義と使える文型が分かれ、読むべき候補を正しく狭められるからです。確認4:例文だけ合えば十分ですか
同じ品詞・文型で、前後の文脈にも合うことを重ねて確認します。まとめと次の一歩
見出し語から品詞、用法、文型、文脈、例文へ順に進み、未知語の意味を根拠付きで選べました。次の「発音・アクセント情報を読もう」では、辞書の音声・発音記号・強く読む位置を使い、文字と音を結びつけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。