LESSON 01

性質を表す形容詞の接尾辞

-fulから中心の性質を十分にもつと読もう

careful, useful, helpful, hopefulなどで-fulが中心の性質をもつ、中心で満たされたという方向を加えると読む

-fulから中心の性質を十分にもつと読もう

このレッスンの役割

前のレッスンでは、形容詞接尾辞の境界を語族と文中位置で確かめました。ここでは -ful が加える意味の方向に集中します。

目標は、中心を見つけ、「中心の性質をもつ・中心で満ちた」という大まかな意味を文脈に合わせて読めることです。

具体例:何をもっている性質か考える

完成語 中心 大まかな方向 文脈に合う読み
careful care 注意 注意をもつ 注意深い
useful use 使用 使い道をもつ 役に立つ
helpful help 助け 助けになる性質をもつ 役立つ・助けになる
hopeful hope 希望 希望をもつ 希望を抱いている

-ful は容器が物でいっぱいという意味だけではありません。中心の性質が十分にある、という比喩的な方向も示します。

Mika gave me some useful advice before the interview.

usefuladvice の前で、その助言が使い道をもつ、つまり役に立つ性質だと説明しています。before the interview が、助言を使う場面を示します。

良い意味とは限らない

-ful を見たら必ず良い意味だと考えないでください。

中心 性質
painful pain 痛み 痛みを伴う
harmful harm 害 害を与える

良い・悪いは -ful ではなく中心の意味と場面で決まります。

fullとつづりを区別する

独立した語 full は「いっぱいの」と書きます。接尾辞では通常 -ful と lを一つにします。意味のつながりはありますが、単語の一部として使う形を中心とのペアで覚えます。

よくある間違い

beautiful を見て、beauty のつづりがそのまま残らないから語族ではないと考えることです。beauty → beautiful のように、接尾辞が付くとつづりが変わる場合があります。意味と辞書の派生語情報で確かめます。

自分で確かめよう

確認1:usefulの中心と大まかな方向は何ですか中心はuseで、使い道をもつ、役に立つ方向です。
確認2:harmfulが悪い意味になる理由は-fulですかいいえ。中心のharmが害という悪い内容だからです。
確認3:接尾辞の-fulと独立語fullのつづりの違いは何ですか接尾辞は通常-fulとlを一つ、独立語はfullとlを二つ書きます。

まとめと次の一歩

-ful から中心の性質をもつ方向を読み、良し悪しは中心で判断できました。次は反対に、中心を欠く性質を表す -less を読みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。