派生語は語全体から中心語へ順に探そう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、接頭辞・接尾辞から語の中心と品詞を考えました。今回はその知識を辞書検索に使います。ただし、接辞を見つけたからといって、最初から外してはいけません。
目標は、派生語をまず語全体で探し、見つからないときだけ中心語へ検索を広げる順序を使えることです。
なぜ語全体を先に探すのか
carefully は care + ful + ly と分けられます。しかし、文で使われている語は carefully です。多くの辞書では、派生語全体が見出し語になったり、中心となる語の項目から案内されたりします。
| 文中の語 | まず探す形 | 次の手がかり |
|---|---|---|
| carefully | carefully | careful → care |
| reusable | reusable | usable → use、または re- + usable |
| development | development | develop + -ment |
| unhappy | unhappy | un- + happy |
中心語は意味の予想に役立ちますが、派生語全体の品詞や使い方を保証しません。develop は動詞、development は名詞です。
検索の四段階
- 語全体をそのまま探す。
- 見出し語や送り先があれば、その項目を読む。
- 見つからなければ、既知の接頭辞・接尾辞を一つずつ考える。
- 中心語を探し、派生語欄や例文から元の語へ戻って確認する。
一度に複数の部分を消すと、どの判断が間違っていたか分からなくなります。reusable なら、まず全体、次に usable、必要なら use と一段ずつ進みます。
具体例:developmentを調べよう
The development of the town changed our lives.
developmentを語全体で検索します。- 名詞として載っていれば、文中の位置とも一致します。
- 語の中心を確かめたいときは、
develop + -mentと分けます。 developの「発達する・発展させる」などを見ても、文中では名詞developmentの語義を選びます。
中心語だけを訳して「発達する」とすると、the の後ろに必要な名詞と合いません。語全体を先に探す理由はここにあります。
よくある間違い
接辞を知っているほど、すぐ外したくなります。しかし business を busi + ness と機械的に分けても、正しい見出し語検索にはなりません。見た目が接尾辞に似ているだけの場合もあります。
また、中心語の意味をそのまま派生語の意味にしないでください。中心語は候補を作る手がかりであり、語全体の辞書項目と文脈で確定します。
自分で確かめよう
確認1:carefullyは最初にcareを探しますか
いいえ。まず`carefully`全体を探し、必要なら`careful`、`care`へ一段ずつ広げます。確認2:developmentの中心語候補は何ですか
`develop`です。ただし文中の語は名詞`development`なので、語全体の項目を優先します。確認3:見た目に-nessがあれば必ず外してよいですか
いいえ。語全体を先に検索し、本当に接尾辞として働くか確かめます。まとめと次の一歩
派生語全体を先に探し、見つからないときに接辞と中心語へ一段ずつ検索を広げられました。次は一語・二語・ハイフン形がある複合語の検索順を整えます。
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