未知語の見出し語候補を根拠付きで選ぼう
このレッスンの役割と目標
「辞書の見出し語を見つけよう」セクションの仕上げです。名詞の複数形、規則・不規則動詞、比較形、派生語、複合語、同じつづりをもつ語を混ぜて扱います。
目標は、入試基礎文の未知語について、辞書で探す見出し語候補と、その候補にした根拠を一文で説明することです。候補が複数なら、無理に一つへ決めず次の品詞・語義選択へ渡します。
総合例題:短い文章から入口を作ろう
During our school trip, we visited two cities. Our guide spoke more slowly for younger students. She found an interesting science museum and showed us its newest displays.
| 文中の形 | 見出し語候補 | 根拠 |
|---|---|---|
| school trip | school trip | 二語で一つの旅行を表す複合語 |
| cities | city | 名詞の複数形、ies → y |
| slowly | slowly | 派生語全体を先に探す。必要ならslowへ |
| younger | young | 比較級、erを外す |
| found | find | 主語Sheの後ろで過去の動作 |
| science museum | science museum | 二語の複合語を全体で探す |
| newest | new | 最上級、estを外す |
| displays | display | showedの目的語となる複数名詞 |
同じ -s でも、cities と displays は名詞の複数形です。文の位置を見ずに、三単現の動詞と決めないことが重要です。
根拠は「形+位置」で言おう
良い説明は、候補だけでなく二つの根拠を含みます。
found → find。Sheの後ろで過去の動作を表し、find–found–foundの不規則変化に合う。
younger → young。studentsを説明し、比較を表す-erが付いた形容詞だから。
形だけ、位置だけではなく、両方が一致するかを確かめます。
候補を保留する判断
She saw a small saw on the table.
最初の saw は主語 She の後ろで動作を表すため、see の過去形候補です。二つ目の saw は冠詞 a の後ろなので、名詞 saw が候補です。
Tom sings better now.
better は sings の様子を説明するため、well の比較級が有力です。ただし better 自体の辞書項目から送り先を確認し、品詞と語義は次のセクションで確定します。
修了チェックと戻り先
- 複数名詞を単数形へ戻せないなら、第2レッスンへ戻る。
- 規則動詞のつづりを戻せないなら、第3へ戻る。
- 不規則動詞なら第4、比較形なら第5へ戻る。
- 派生語なら第6、複合語なら第7へ戻る。
- 同じつづりの候補で迷うなら第8、検索手順で迷うなら第9へ戻る。
弱点を「辞書が苦手」とまとめず、止まった技能へ細かく戻します。
よくある間違い
必ず一つの候補へ決めなければならない、と考える誤りがあります。見出し語候補を作る段階では、文脈だけで決めきれない場合があります。
根拠を残して候補を二つに絞ることは失敗ではありません。次に辞書の品詞表示、語義、例文を使って選ぶための正しい準備です。
自分で確かめよう
確認1:The children carried boxes. の三つの見出し語候補は何ですか
`child / carry / box`です。複数名詞、不規則でない過去形、複数名詞として戻します。確認2:a well-known writerは何を一まとまりで探しますか
まず`well-known`を一まとまりで探し、表記違いと`known`の項目へ広げます。確認3:He left his bag on the left chair. の二つのleftは同じ入口ですか
いいえ。最初は`leave`の過去形、二つ目はchairを説明する見出し語`left`が候補です。確認4:候補を一つにできないときはどうしますか
形と位置の根拠を記録して候補を保留し、辞書の品詞・語義・例文で選びます。まとめと次の一歩
未知語の形と文中の位置から、見出し語候補を根拠付きで選べました。次の「辞書で品詞と語義を選ぼう」では、その候補の中から文に合う品詞と意味を辞書の表示・例文で決めます。
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