見出しから説明の順序と段落の役割をつかもう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、題名から話題と本文の問いを作りました。今回は複数の見出し・小見出しを並べ、文章が問題、原因、具体例、解決、結論のどの順で進むかを予測します。
目標は、見出しを飾りとして飛ばさず、各段落で何を探すか決める案内板として使えることです。
本文を読む前に見出しだけを順に声に出し、「最初に何、次に何」と一文で説明してみてください。
見出しは段落の仕事を示す
題名:Saving Water at School
見出し:
Where Our Water GoesA Hidden ProblemStudents Test a SolutionResults After One Month
この並びから、現在の水の使い道、見えにくい問題、生徒の解決策、一か月後の結果という順序を予測できます。
未知語solutionを知らなくても、problemの後、resultsの前にあるため、問題へ行った対応や試みに関係すると絞れます。
順序をつなぐ語を探す
見出しには、段落の役割を示す語があります。
| 見出しの語 | 予測する役割 | 本文で探すもの |
|---|---|---|
| problem / challenge | 問題 | 困っていること、原因 |
| why / causes | 理由 | 原因と根拠 |
| example / case | 具体例 | 人・場所・出来事 |
| solution / action | 対応 | 誰が何をしたか |
| result / impact | 結果 | 変化、数値、評価 |
見出しを文章の地図にする
例題:読む場所を選ぶ
設問が「生徒が行った工夫は何か」と尋ねているなら、最初にStudents Test a Solutionの段落を探します。
ただし、その工夫が必要な理由を答えるにはA Hidden Problemも読む必要があります。見出しは答えそのものではなく、必要な根拠がありそうな場所を示します。
見出しのない段落も前後から考える
すべての段落に見出しがあるとは限りません。その場合は、直前の見出しがどこまでをまとめているか、段落冒頭のつなぎ語や繰り返される語を見ます。
一つの見出しの下に、説明、具体例、まとめの複数段落が入ることもあります。
よくある間違い
見出しをそれぞれ無関係な題名として読むと、文章全体の流れを失います。前の段落を受けて何が新しく加わるかを矢印でつなぎます。
また、見出しにsolutionとあるから必ず成功したと決めてはいけません。実際のresultsが改善、変化なし、別の問題のどれかは本文で確かめます。
自分で確かめよう
確認1:problem、solution、resultの順からどんな展開を予測できますか。
問題を示し、それへの対応を説明し、その後に結果を確かめる展開です。確認2:「生徒の工夫」を探すなら、どの見出しを最初に見ますか。
Students Test a Solutionです。誰が何を試したかが書かれる可能性が高いからです。確認3:solutionという見出しだけで成功を断定できない理由は何ですか。
solutionは試みや対応を示しますが、実際に効果があったかは結果の段落や数値で確かめる必要があるからです。まとめと次の一歩
見出しを順に並べると、各段落が現状・問題・原因・対応・結果のどの仕事を担当するか予測できます。設問に必要な根拠の場所も探しやすくなります。
次は、写真・イラストとキャプションを組み合わせ、未知語が指す人物・場所・行動の候補を減らします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。