主語と未知の動詞の組み合わせを読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、未知語の前後を小さな窓で見ました。今回は未知語が動詞のとき、主語が人・動物・物・出来事のどれかを使って、動作や変化の候補を絞ります。
目標は、未知の動詞を単独で推測せず、「この主語が、どんな動作・変化をする文か」と問い、あり得ない候補を除けることです。
例でつかむ:主語は動詞の候補を制限する
The old leaves withered during the hot week.
withered が未知語でも、主語は The old leaves、時は暑い一週間です。葉が行うことなので、「話す」「計画する」のような人の意志的な動作は候補から外れます。「乾く・弱る・しおれるような変化」という範囲が自然です。
The audience applauded after the performance.
applauded の主語は観客で、演技の後です。人の集団が演技後に行う反応という組み合わせから、「拍手した・ほめる反応をした」に近い候補を作れます。
主語を四種類に分けよう
| 主語の種類 | 起こりやすい動詞の範囲 | 注意点 |
|---|---|---|
| 人・集団 | 考える、選ぶ、話す、行う | 比喩表現もある |
| 動物 | 動く、鳴く、食べる、反応する | 人と共通する動作も多い |
| 物 | 壊れる、動く、変化する、働く | 人の意志を表す動詞は通常少ない |
| 出来事・考え | 始まる、続く、影響する、示す | 抽象的な変化が多い |
これは絶対の一覧ではありません。The article argues ... のように、物を主語にして人の働きを表す文もあります。主語だけで確定せず、後ろの語も使います。
主語と後ろの情報をセットで使う
leaves withered だけでも状態変化と分かりますが、during the hot week が乾燥や弱りの候補を支えます。主語は候補を広く制限し、目的語・場所・時・結果がさらに狭めます。
推測ノートには「withered:動詞/主語は古い葉/暑い週に起きた悪い変化」のように、候補と証拠を一緒に書きます。
よくある間違い
主語だけを見て「葉だから落ちた」と決めるのは早すぎます。葉には色が変わる、乾く、揺れるなど複数の変化があります。後ろの情報で検証します。
また、無生物主語を必ず日本語の受け身に直す必要はありません。まず英文内で「何が、どうする」という関係を保ちましょう。
自分で確かめよう
確認1:old leaves が主語なら、最初に除きやすい動詞はどんなものですか。
話す、計画するなど、通常は人の意志を必要とする動作です。確認2:withered を状態変化と考える追加の証拠は何ですか。
古い葉という主語と、暑い一週間の間に起きたという時の情報です。確認3:主語だけで動詞の意味を確定できますか。
多くの場合はできません。主語で候補を制限し、目的語・場所・時・結果などでさらに絞ります。まとめと次の一歩
未知の動詞は、主語が人・動物・物・出来事のどれかを見ると、動作や変化の候補を絞れます。ただし主語だけで決めず、後ろの情報で候補を検証します。
次は動詞と目的語の組み合わせを読み、何に対して行う動作かから未知語をさらに絞ります。
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