LESSON 01

原因と結果から意味を考える

分かる結果から未知の原因を推測しよう

既知の原因または結果と因果の向きから、未知語の意味の種類・方向を絞る

分かる結果から未知の原因を推測しよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、複数の出来事を因果の鎖にしました。今回は、結果の意味が分かるとき、そこへつながる未知語がどんな原因かを逆向きに考えます。

目標は、結果から「原因の種類と意味の方向」を絞りながら、結果だけで唯一の原因まで断定しないことです。

例でつかむ:結果から原因に必要な条件を考える

The metal became brittle after repeated heating and cooling, so it broke easily under pressure.

brittle を知らなくても、結果は it broke easily under pressure、つまり圧力で簡単に壊れたことです。原因側の未知語は、金属を丈夫にする性質ではなく、壊れやすくする性質だと分かります。

さらに主語はmetal、文の役割は became の後ろの状態です。ここから brittle を「もろい、壊れやすい」と推測できます。

結果から戻る三つの問い

問い brittleの例
何が起きたか 金属が簡単に壊れた
どんな種類の原因が必要か 強度や壊れやすさに関する状態
未知語はどちら向きか 丈夫ではなく、もろい側

この手順は、原因が先に書かれていても後に書かれていても使えます。

結果から原因候補を絞る

既知の結果から未知の原因の種類と方向を絞る図 metal broke easilyという結果から、強度という原因の種類へ戻り、丈夫側を除外してbrittleというもろい側を選ぶ。 分かる結果metal broke easily 原因の種類金属の強度 丈夫な側結果と合わない もろい側brittle 結果に必要な原因の種類を考え、方向を選ぶ

唯一の原因とは限らない

The plants died because the soil was contaminated.

植物が枯れたという結果から、soilに悪い問題がある方向は分かります。しかし、結果だけなら乾燥、病気、低温なども考えられます。本文が because the soil was contaminated と原因を指定し、さらに harmful chemicals were found in it と説明して初めて、「有害物質で汚染された」と絞れます。

結果は候補を絞る手がかりであり、唯一の原因を証明するものではありません。

よくある間違い

身近な経験から原因を一つ思いつき、それを未知語の意味にすると、本文にない内容を足す危険があります。結果からは原因の種類と方向を考え、本文の標識・説明で確定します。

また、結果と同じ意味を未知語へ入れるのも誤りです。brittle は「壊れた」という出来事ではなく、壊れやすくする状態です。

自分で確かめよう

確認1:brittleを推測する既知の結果は何ですか。金属が圧力を受けると簡単に壊れたことです。
確認2:brittleは「壊れた」という意味ですか。その出来事そのものではなく、壊れやすい、もろいという金属の状態です。
確認3:植物が枯れた結果だけでcontaminatedの正確な意味が決まらないのはなぜですか。乾燥や病気など別の原因もあり得るため、because以下と有害物質の説明が必要だからです。

まとめと次の一歩

分かる結果から、未知の原因に必要な種類と方向を逆算できます。ただし唯一の原因を断定せず、本文の標識や説明で候補を確かめます。

次は、出来事の順番や同時発生を、因果関係だと思い込む誤りを直します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。