分かる結果から未知の原因を推測しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、複数の出来事を因果の鎖にしました。今回は、結果の意味が分かるとき、そこへつながる未知語がどんな原因かを逆向きに考えます。
目標は、結果から「原因の種類と意味の方向」を絞りながら、結果だけで唯一の原因まで断定しないことです。
例でつかむ:結果から原因に必要な条件を考える
The metal became brittle after repeated heating and cooling, so it broke easily under pressure.
brittle を知らなくても、結果は it broke easily under pressure、つまり圧力で簡単に壊れたことです。原因側の未知語は、金属を丈夫にする性質ではなく、壊れやすくする性質だと分かります。
さらに主語はmetal、文の役割は became の後ろの状態です。ここから brittle を「もろい、壊れやすい」と推測できます。
結果から戻る三つの問い
| 問い | brittleの例 |
|---|---|
| 何が起きたか | 金属が簡単に壊れた |
| どんな種類の原因が必要か | 強度や壊れやすさに関する状態 |
| 未知語はどちら向きか | 丈夫ではなく、もろい側 |
この手順は、原因が先に書かれていても後に書かれていても使えます。
結果から原因候補を絞る
唯一の原因とは限らない
The plants died because the soil was contaminated.
植物が枯れたという結果から、soilに悪い問題がある方向は分かります。しかし、結果だけなら乾燥、病気、低温なども考えられます。本文が because the soil was contaminated と原因を指定し、さらに harmful chemicals were found in it と説明して初めて、「有害物質で汚染された」と絞れます。
結果は候補を絞る手がかりであり、唯一の原因を証明するものではありません。
よくある間違い
身近な経験から原因を一つ思いつき、それを未知語の意味にすると、本文にない内容を足す危険があります。結果からは原因の種類と方向を考え、本文の標識・説明で確定します。
また、結果と同じ意味を未知語へ入れるのも誤りです。brittle は「壊れた」という出来事ではなく、壊れやすくする状態です。
自分で確かめよう
確認1:brittleを推測する既知の結果は何ですか。
金属が圧力を受けると簡単に壊れたことです。確認2:brittleは「壊れた」という意味ですか。
その出来事そのものではなく、壊れやすい、もろいという金属の状態です。確認3:植物が枯れた結果だけでcontaminatedの正確な意味が決まらないのはなぜですか。
乾燥や病気など別の原因もあり得るため、because以下と有害物質の説明が必要だからです。まとめと次の一歩
分かる結果から、未知の原因に必要な種類と方向を逆算できます。ただし唯一の原因を断定せず、本文の標識や説明で候補を確かめます。
次は、出来事の順番や同時発生を、因果関係だと思い込む誤りを直します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。