本文の外側を30秒で見て読む準備をしよう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、本文の語順と文型から未知語の意味を絞りました。今回は本文を読み始める前に、題名・見出し・写真・図表・注などの「本文の外側」を短時間で確認します。
目標は、30秒ほどで話題、文章の目的、出てきそうな語を仮に予測し、本文のどこへ注意を向けるか決められることです。
予測は答えではありません。読むための地図を作り、本文で確かめて更新する学びです。
まず何を見るのか
次の順番なら、細部へ入りすぎず全体をつかめます。
- 題名から中心となる話題を一語か短い句で言う。
- 見出しから説明の大まかな順序を見る。
- 写真・図表の題名と単位を確認する。
- 注や語注に、理解の鍵となる語がないか見る。
- 本文で答えを探す問いを一つ作る。
例:海辺のごみに関する文章
題名がA Beach Without Plastic、写真に海辺でごみを集める生徒、グラフにPlastic Waste Collected (kg)とあったとします。
本文をまだ読まなくても、海辺のプラスチックごみ、それを減らす活動、集めた量の変化が話題だと予測できます。
この時点で「活動は成功した」と断定してはいけません。グラフの増減が、海にあるごみの増減なのか、集めた量の増減なのかも本文で確かめる必要があります。
30秒の見取り図
例題:予測を一文にする
題名:Why Do Bees Matter?
写真:花の上にいるハチ
図:花から実になるまでの矢印
悪い予測は「ハチの話」です。広すぎて読む場所が分かりません。
より役立つ予測は「ハチが花や実にどんな役割を持つのかを説明する文章だろう」です。本文でrole、plants、foodなどの語へ注意を向けられます。
予測の三つの範囲
| 予測するもの | 例 | 本文での確認方法 |
|---|---|---|
| 話題 | ハチと植物 | 繰り返される名詞を見る |
| 目的 | 役割を説明する | 原因・結果や説明を見る |
| 出そうな語 | flower, fruit, pollination | 文中の定義や図と結ぶ |
よくある間違い
本文の外側をまったく見ずに一文目から読むと、話題が分かるまでに時間がかかります。反対に、写真や題名だけで結論を決めると、本文の意外な主張を見落とします。
予測は「〜だろう」「〜かもしれない」と仮に置き、本文の証拠で必ず確かめます。
自分で確かめよう
確認1:本文の外側にはどんな情報がありますか。
題名、見出し、写真・イラスト、表やグラフ、キャプション、注や語注などがあります。確認2:予測を答えとして固定してはいけない理由は何ですか。
題名や写真は話題の手がかりですが、筆者の結論や因果まで証明するものではないからです。確認3:Why Do Bees Matter? から作る役立つ問いの例は何ですか。
「ハチは植物や人の食べ物にどんな役割を持つのか」のように、本文で答えを探せる問いです。まとめと次の一歩
題名・見出し・図表・注を30秒で見て、話題・目的・出そうな語を仮に予測します。予測は本文で検証するための地図です。
次は、題名の中心語や疑問形から、話題と本文の問いをより正確に作ります。
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