同じ話題を指す語をひとまとまりにしよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、未知語が文章の中心か細部かを判断しました。今回は、形の違う名詞・代名詞・言い換えを、同じ話題を指す一つのグループとしてまとめます。
目標は、語のつづりが違っても「同じ人・物・考え」を指す関係を矢印で結び、未知語がどのグループに属するか判断できることです。
例でつかむ:英語は同じものを言い換える
Ms. Sato developed a new reading app. The tool reads printed text aloud. It helps users who have difficulty seeing small letters. This invention is now used in several libraries.
a new reading app、The tool、It、This invention は、全て同じアプリを指します。表面の形だけを見れば四つの話題に見えますが、意味の流れは一つです。
| 表現 | 種類 | 指すもの |
|---|---|---|
| a new reading app | 最初の名前 | 読み上げアプリ |
| The tool | 言い換え | 同じアプリ |
| It | 代名詞 | 同じアプリ |
| This invention | まとめ直し | 同じアプリ |
矢印を戻して確かめよう
同じグループか判断するときは、直前の名詞だけへ機械的につなぎません。次の三点を確認します。
- 単数・複数が合うか。
- 人・物・出来事などの種類が合うか。
- その語を入れ直したとき、文の意味が自然につながるか。
It helps users の It を the reading app に戻しても自然です。users に戻すと単数・複数が合わず、意味も不自然になります。
未知語もグループから大きく絞れる
もし invention が未知語でも、This が前の内容を指し、同じアプリをまとめ直していると分かります。そのため「前に説明された物・発明品のようなもの」と置けます。
これは正確な語義を決める前の強い手がかりです。未知語が属する話題グループが分かれば、人の名前なのか、道具なのか、出来事なのかという大きな取り違えを防げます。
よくある間違い
違う単語は全て別の話題だと考えると、文章の中心が途中で何度も変わったように見えます。代名詞や this + 名詞 は、前の内容を受ける可能性を確認しましょう。
反対に、意味が似て見える語を何でも同じグループに入れるのも危険です。単数・複数、種類、入れ直したときの自然さを確かめます。
自分で確かめよう
確認1:例文の It は何を指しますか。
Ms. Sato が開発した reading app、つまり読み上げアプリを指します。確認2:代名詞の指すものを確かめる三点は何ですか。
単数・複数、人や物などの種類、元の表現を入れ直したときに意味が自然かどうかです。確認3:invention が未知語でも分かることは何ですか。
This が前を受け、アプリと同じ話題グループに属する物や考えを表すことが分かります。まとめと次の一歩
名詞、代名詞、言い換えを同じ話題グループへまとめると、文章の中心が途切れません。未知語も、どのグループに属するかから意味の大きな範囲を絞れます。
次は but、because、for example、therefore などを使い、未知語を含む部分が対比・理由・例・結果のどれを担当するか見抜きます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。