LESSON 01

文の話題と語の役割をつかもう

同じ話題を指す語をひとまとまりにしよう

名詞、代名詞、言い換え表現を同じ話題のグループとしてまとめ、未知語との関係を見る

同じ話題を指す語をひとまとまりにしよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、未知語が文章の中心か細部かを判断しました。今回は、形の違う名詞・代名詞・言い換えを、同じ話題を指す一つのグループとしてまとめます。

目標は、語のつづりが違っても「同じ人・物・考え」を指す関係を矢印で結び、未知語がどのグループに属するか判断できることです。

例でつかむ:英語は同じものを言い換える

Ms. Sato developed a new reading app. The tool reads printed text aloud. It helps users who have difficulty seeing small letters. This invention is now used in several libraries.

a new reading appThe toolItThis invention は、全て同じアプリを指します。表面の形だけを見れば四つの話題に見えますが、意味の流れは一つです。

表現 種類 指すもの
a new reading app 最初の名前 読み上げアプリ
The tool 言い換え 同じアプリ
It 代名詞 同じアプリ
This invention まとめ直し 同じアプリ

矢印を戻して確かめよう

同じグループか判断するときは、直前の名詞だけへ機械的につなぎません。次の三点を確認します。

  1. 単数・複数が合うか。
  2. 人・物・出来事などの種類が合うか。
  3. その語を入れ直したとき、文の意味が自然につながるか。

It helps usersItthe reading app に戻しても自然です。users に戻すと単数・複数が合わず、意味も不自然になります。

異なる表現を同じ話題グループへ結ぶ図 reading app、the tool、it、this inventionの四表現が、同じ読み上げアプリを指す一つの話題へ集まる。 a reading app the tool it this invention 同じ読み上げアプリ一つの話題グループ

未知語もグループから大きく絞れる

もし invention が未知語でも、This が前の内容を指し、同じアプリをまとめ直していると分かります。そのため「前に説明された物・発明品のようなもの」と置けます。

これは正確な語義を決める前の強い手がかりです。未知語が属する話題グループが分かれば、人の名前なのか、道具なのか、出来事なのかという大きな取り違えを防げます。

よくある間違い

違う単語は全て別の話題だと考えると、文章の中心が途中で何度も変わったように見えます。代名詞や this + 名詞 は、前の内容を受ける可能性を確認しましょう。

反対に、意味が似て見える語を何でも同じグループに入れるのも危険です。単数・複数、種類、入れ直したときの自然さを確かめます。

自分で確かめよう

確認1:例文の It は何を指しますか。Ms. Sato が開発した reading app、つまり読み上げアプリを指します。
確認2:代名詞の指すものを確かめる三点は何ですか。単数・複数、人や物などの種類、元の表現を入れ直したときに意味が自然かどうかです。
確認3:invention が未知語でも分かることは何ですか。This が前を受け、アプリと同じ話題グループに属する物や考えを表すことが分かります。

まとめと次の一歩

名詞、代名詞、言い換えを同じ話題グループへまとめると、文章の中心が途切れません。未知語も、どのグループに属するかから意味の大きな範囲を絞れます。

次は but、because、for example、therefore などを使い、未知語を含む部分が対比・理由・例・結果のどれを担当するか見抜きます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。