LESSON 01

仮の意味を入れて確かめよう

品詞・語形・文型に入るか確かめよう

仮の意味が名詞・動詞・形容詞・副詞の席とSVC・SVOなどの関係に合うか確認する

品詞・語形・文型に入るか確かめよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、広すぎず細かすぎない意味候補を作りました。今回は候補を文の空所へ入れるつもりで、品詞、語形、文型の関係に合うかを確認します。

目標は、日本語として何となく自然かではなく、未知語が担当する名詞・動詞・形容詞・副詞の役割と、S・V・C・Oの関係を保てる候補だけを残せることです。

文法チェックは正確な訳を決めるものではありません。合わない候補を早く外すための検査です。

品詞の形を合わせる

The path became slippery after the rain.

slipperyはbecameの後ろでpathの状態を説明する形容詞です。

候補A「滑るという動作」は動詞なので席に合いません。候補B「足元が滑りやすい状態」は形容詞としてpathを説明できます。

意味の方向が近くても、品詞の形が合わなければ修正します。

文型の関係を保つ

The new schedule enabled students to arrive earlier.

骨格はThe new schedule enabled students to arrive earlierです。scheduleがstudentsへ働きかけ、studentsがto arriveできる関係です。

enabledの候補を「妨げた」とすると、studentsがearlierに到着する流れと反対になります。「できるようにした」という候補なら文型と後ろの内容がつながります。

語形から候補を修正する

The rapidly changing weather surprised the hikers.

rapidlyは-lyで終わり、changingを説明する副詞です。「速い天気」という形容詞候補ではなく、「急速に変わる」のように動作の程度を説明する形へ直します。

文法の三つの検査

仮の意味を品詞・語形・文型の三方向で検査する図 中央の意味候補を、形容詞や動詞などの品詞、-lyや-edなどの語形、SVCやSVOなどの文型で確認し、三つに合う候補だけを残す。 日本語の自然さではなく、英文の役割に入るかを見る 仮の意味候補文の空所へ入れてみる 品詞何・どうする・どんな席に合う形か 語形-s / -ed / -ing / -ly働きの候補と合うか 文型S = C / V → O関係を保てるか 一つでも合わなければ、候補の品詞や方向を修正する

例題:候補を入れて修正する

The medicine relieved the pain within an hour.

relievedの候補を「安心した状態」としたとします。

  1. relievedは主語The medicineの後ろにある過去形の動詞です。
  2. the painを目的語に取るSVOです。
  3. 「安心した状態」は形容詞的で、medicineがpainへ行う動作になりません。
  4. within an hourという結果の時間があります。
  5. 「薬が痛みを軽くした」という動詞候補へ修正すると文型に合います。

日本語が自然でも英文に合わない場合

文全体を自然な日本語へ意訳すると、未知語の役割を見失うことがあります。まず未知語を含む小さな骨格を取り、候補がその席に入るか確認します。

The medicine = S、relieved = V、the pain = Oという関係を残した上で、自然な日本語へ整えます。

よくある間違い

意味が近そうだから品詞の違いを無視すると、誰が何をしたかが変わります。候補を「名詞の形」「動詞の形」「状態を表す形」へ言い直して比べます。

また、-edや-lyの語尾だけで決めず、文の中心の動詞や説明先も確認します。語形は文型と組み合わせて使います。

自分で確かめよう

確認1:slipperyに「滑る動作」という候補が合わない理由は何ですか。becameの後ろでpathの状態を説明する形容詞の席にあり、動詞の候補では役割が合わないからです。
確認2:enabled students to arriveからenabledの方向をどう絞れますか。studentsがto arriveできるように働く動詞なので、「可能にした」という方向へ絞れます。
確認3:The medicine relieved the pain. でrelievedの候補に必要な形は何ですか。medicineがthe painへ働きかける過去形の動詞として、「痛みを軽くした」のような形が必要です。

まとめと次の一歩

仮の意味は、品詞・語形・文型へ実際に入るかを確認します。英文の役割に合わない候補は、意味が近くても形や方向を修正します。

次は、but・because・therefore・言い換えの関係へ候補を入れ、論理がつながるか確かめます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。