LESSON 01

説明や定義から意味をつかむ

定義の一部だけを取る誤りを直そう

カテゴリだけ、特徴だけ、例だけを意味とする誤りを診断し、定義の中心へ戻す

定義の一部だけを取る誤りを直そう

このレッスンの役割と目標

ここまで、定義標識、名前と説明、句読点、説明節、種類と特徴、定義範囲、具体例との区別を学びました。今回は、定義の一部分だけを意味として取ってしまう誤りを修正します。

目標は、誤答を「種類だけ」「特徴だけ」「例だけ」「効果だけ」に分類し、欠けた部品へ戻って必要十分な定義を作り直せることです。

例でつかむ:四つの部分取りを見分けよう

A biodegradable material is a material that can be broken down naturally by living organisms, such as bacteria.

正しい中心は「細菌などの生物によって自然に分解される材料」です。

誤答 種類 問題点
material 種類だけ どんな材料か分からない
can be broken down naturally 特徴だけ 何が分解されるか分からない
bacteria 例だけ 分解を行う生物の一例にすぎない
reduces waste 効果だけ 定義ではなく利用した結果

欠けた部品を戻す手順

  1. 定義標識と範囲を囲む。
  2. 大きな種類へ下線を引く。
  3. 見分ける特徴へ別の線を引く。
  4. such as 以下の例や、その後の効果を外す。
  5. 種類と特徴を一文へ戻す。
部分的な定義へ欠けた部品を戻す図 種類だけ、特徴だけ、例だけの不完全な答えを見分け、materialという種類とnaturally broken downという特徴を組み合わせる。 種類だけ:material広すぎる 特徴だけ:分解される対象がない 例だけ:bacteria定義ではない 生物によって自然に分解される材料種類 + 見分ける特徴

誤答の最初の原因を書く

「分からなかった」ではなく、「such as の後だけを見て例を意味にした」「種類を見つけた時点で読むのを止めた」のように原因を書きます。戻る場所が分かれば、別の語でも修正できます。

辞書で正解を確認する前に、本文のどの部品が欠けているかを探す練習が大切です。

よくある間違い

正解の日本語を覚え直すだけでは、次の定義でも同じ部分取りが起きます。本文上で種類・特徴・例・効果を色ではなく記号や線種でも分けましょう。

また、長いほど正確とは限りません。定義の外の背景まで入れず、区別に必要な部品を残します。

自分で確かめよう

確認1:「material」だけではなぜ不十分ですか。大きな種類だけで、ほかの材料と区別する特徴がないからです。
確認2:bacteria は定義のどの役割ですか。自然な分解を行う living organisms の具体例です。
確認3:必要十分な定義へ直すとどうなりますか。細菌などの生物によって自然に分解される材料です。

まとめと次の一歩

定義の部分取りは、種類・特徴・例・効果を区別すると直せます。種類と見分ける特徴を戻し、例と効果は必要に応じて分けます。

次は入試説明文から複数の形の定義を見つけ、範囲と中心を統合して答えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。