LESSON 01

具体例から共通点を探す

作った意味を新しい例で試そう

共通点から作った仮説が、本文中の未使用例や新しい候補例にも当てはまるかを検証する

作った意味を新しい例で試そう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、列挙された例を最後まで読みました。今回は、そのうち一部の例から作った意味の仮説を、まだ使っていない新しい例へ当てて検証します。

目標は、同じ例を見直して納得するだけでなく、新しい例を正しく含められるかで仮説を確かめ、必要なら広げたり狭めたりできることです。

例でつかむ:仮説を作る例と試す例を分けよう

Some animals use camouflage. A stick insect looks like a branch, and an arctic hare has white fur in winter. A flounder can also change its color to match the seafloor.

最初の二例から camouflage を「周囲に似た見た目で目立ちにくくなること」と仮置きします。次に、まだ使っていないflounderへ試します。

  • 周囲に似るか:海底に合わせて色を変えるため○
  • 目立ちにくくなるか:文脈上○
  • 動物の種類に関係なく使えるか:昆虫・哺乳類・魚に当てはまるため○

新しい例も説明できるため、仮説は強くなります。

合わないときは幅を調整する

もし仮説を「白くなること」としたら、stick insectやflounderを説明できません。これは狭すぎます。「体の色だけを変える」としても、枝に似た形のstick insectを十分説明できません。

仮説 三例への当てはまり 修正
白くなること 一例だけ 狭すぎる
体色を変えること 二例程度 まだ狭い
周囲に似て目立ちにくくなること 全例 適切
二例から作った仮説を新しい第三例で検証する図 stick insectとarctic hareから周囲に似て目立ちにくくなるという仮説を作り、flounderへ当てて検証する。 stick insect枝に似る arctic hare冬に白い毛 周囲に似て目立ちにくい二例から作った仮説 flounderで検証海底に色を合わせる→ 当てはまる

未使用例がないときは候補例を考える

本文に例が二つしかなければ、自分で近い候補を一つ考え、「本文の共通点に本当に当てはまるか」を試します。ただし、本文外の知識に頼りすぎず、入試では選択肢や後続文が検証材料になることもあります。

仮説を検証した記録には、「使った例」と「試した例」を分けて書きます。

よくある間違い

仮説を作るのに使った同じ例だけを見て「合っている」と判断すると、循環した確認になります。未使用例や別の文へ当てましょう。

また、一つ合わない例があったとき、例を無視せず、仮説が狭すぎる・広すぎる・例のグループが違うのどれかを調べます。

自分で確かめよう

確認1:camouflage の仮説を試す新しい例は何ですか。海底に合わせて色を変えるflounderです。
確認2:「白くなること」という仮説が不適切なのはなぜですか。arctic hareにしか当てはまらず、stick insectとflounderを説明できないからです。
確認3:新しい例が仮説に合わないときはどうしますか。仮説の幅、例の所属、使った特徴を見直し、全例に合うよう修正します。

まとめと次の一歩

複数例から作った意味は、未使用の新しい例へ当てて検証します。合わなければ例を捨てず、仮説の幅やグループ分けを修正します。

次は、一つの目立つ例だけで意味を決めた典型的な誤推測を、全例比較で直します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。