作った意味を新しい例で試そう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、列挙された例を最後まで読みました。今回は、そのうち一部の例から作った意味の仮説を、まだ使っていない新しい例へ当てて検証します。
目標は、同じ例を見直して納得するだけでなく、新しい例を正しく含められるかで仮説を確かめ、必要なら広げたり狭めたりできることです。
例でつかむ:仮説を作る例と試す例を分けよう
Some animals use camouflage. A stick insect looks like a branch, and an arctic hare has white fur in winter. A flounder can also change its color to match the seafloor.
最初の二例から camouflage を「周囲に似た見た目で目立ちにくくなること」と仮置きします。次に、まだ使っていないflounderへ試します。
- 周囲に似るか:海底に合わせて色を変えるため○
- 目立ちにくくなるか:文脈上○
- 動物の種類に関係なく使えるか:昆虫・哺乳類・魚に当てはまるため○
新しい例も説明できるため、仮説は強くなります。
合わないときは幅を調整する
もし仮説を「白くなること」としたら、stick insectやflounderを説明できません。これは狭すぎます。「体の色だけを変える」としても、枝に似た形のstick insectを十分説明できません。
| 仮説 | 三例への当てはまり | 修正 |
|---|---|---|
| 白くなること | 一例だけ | 狭すぎる |
| 体色を変えること | 二例程度 | まだ狭い |
| 周囲に似て目立ちにくくなること | 全例 | 適切 |
未使用例がないときは候補例を考える
本文に例が二つしかなければ、自分で近い候補を一つ考え、「本文の共通点に本当に当てはまるか」を試します。ただし、本文外の知識に頼りすぎず、入試では選択肢や後続文が検証材料になることもあります。
仮説を検証した記録には、「使った例」と「試した例」を分けて書きます。
よくある間違い
仮説を作るのに使った同じ例だけを見て「合っている」と判断すると、循環した確認になります。未使用例や別の文へ当てましょう。
また、一つ合わない例があったとき、例を無視せず、仮説が狭すぎる・広すぎる・例のグループが違うのどれかを調べます。
自分で確かめよう
確認1:camouflage の仮説を試す新しい例は何ですか。
海底に合わせて色を変えるflounderです。確認2:「白くなること」という仮説が不適切なのはなぜですか。
arctic hareにしか当てはまらず、stick insectとflounderを説明できないからです。確認3:新しい例が仮説に合わないときはどうしますか。
仮説の幅、例の所属、使った特徴を見直し、全例に合うよう修正します。まとめと次の一歩
複数例から作った意味は、未使用の新しい例へ当てて検証します。合わなければ例を捨てず、仮説の幅やグループ分けを修正します。
次は、一つの目立つ例だけで意味を決めた典型的な誤推測を、全例比較で直します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。