LESSON 01

原因と結果から意味を考える

原因から結果へ矢印を引こう

文中の原因と結果の範囲を取り、原因から結果へ一方向の矢印で表す

原因から結果へ矢印を引こう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、原因と結果を知らせる標識を見つけました。今回は、原因と結果の範囲を正確に取り、必ず「原因 → 結果」の向きで図にします。

目標は、英文に現れる順番に惑わされず、何が何を引き起こしたかを一文で説明できることです。

例でつかむ:時間の順ではなく因果の向きを見る

Because the soil was dry, the plants wilted.

英文では原因が先にあり、その後に結果があります。

The plants wilted because the soil was dry.

こちらは結果が先、原因が後です。しかし、因果関係はどちらも同じです。

the soil was dry(原因) → the plants wilted(結果)

wilted を知らなくても、土が乾いた結果として植物に起きる悪い変化だと分かります。周囲の文に their leaves hung down などがあれば、「しおれた」と確かめられます。

範囲は節ごとに取る

次の文を見ます。

The outdoor concert was postponed because strong winds damaged the stage.

役割 範囲
原因 strong winds damaged the stage
結果 the outdoor concert was postponed

原因を strong winds 一語だけにすると、「強風が何をしたか」が抜けます。結果を concert だけにすると、「公演がどうなったか」が抜けます。主語と述語を含むまとまりで取ります。

語順が変わっても矢印は同じ

英文の語順が異なっても原因から結果へ同じ矢印を引く図 上段ではdry soilが先、wilted plantsが後に書かれ、下段では逆の語順だが、どちらもdry soilからwilted plantsへ矢印が向く。 英文1:原因が先soil was dryplants wilted原因 → 結果 英文2:結果が先plants wiltedsoil was dry書かれた順番ではなく、原因 → 結果

矢印を言葉で確認する

矢印を引いたら、次の形で読み上げます。

「土が乾いていたため、植物がしおれた」

逆に「植物がしおれたため、土が乾いた」と読むと不自然です。読み上げることで、矢印の逆転に気づけます。

ただし、常識だけで決めるのではなく、本文の標識と範囲を根拠にします。珍しい因果関係でも、筆者が明示していれば本文に従います。

よくある間違い

英文で先に書かれた内容から後ろへ機械的に矢印を引くと、becauseのある文で逆向きになります。矢印は時間順・語順ではなく因果の向きです。

また、標識に近い名詞だけを囲むと、原因や結果の中心動作が抜けます。主語と述語を含む意味のまとまりで取ります。

自分で確かめよう

確認1:The plants wilted because the soil was dry. の矢印はどちら向きですか。the soil was dryからthe plants wiltedへ向きます。英文の後ろから前へ向く形です。
確認2:strong windsだけを原因の範囲にするのはなぜ不十分ですか。強風がstageをdamageしたという、結果を引き起こす中心動作が抜けるからです。
確認3:矢印の向きを確認する簡単な方法は何ですか。「原因のため、結果になった」という形で読み上げ、本文の標識と合うか確かめます。

まとめと次の一歩

英文の語順が変わっても、因果の矢印は原因から結果へ引きます。両側は主語と述語を含む意味のまとまりで取ります。

次は、because、since、due toがどの形で原因を導くかを詳しく見ます。

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