原因から結果へ矢印を引こう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、原因と結果を知らせる標識を見つけました。今回は、原因と結果の範囲を正確に取り、必ず「原因 → 結果」の向きで図にします。
目標は、英文に現れる順番に惑わされず、何が何を引き起こしたかを一文で説明できることです。
例でつかむ:時間の順ではなく因果の向きを見る
Because the soil was dry, the plants wilted.
英文では原因が先にあり、その後に結果があります。
The plants wilted because the soil was dry.
こちらは結果が先、原因が後です。しかし、因果関係はどちらも同じです。
the soil was dry(原因) → the plants wilted(結果)
wilted を知らなくても、土が乾いた結果として植物に起きる悪い変化だと分かります。周囲の文に their leaves hung down などがあれば、「しおれた」と確かめられます。
範囲は節ごとに取る
次の文を見ます。
The outdoor concert was postponed because strong winds damaged the stage.
| 役割 | 範囲 |
|---|---|
| 原因 | strong winds damaged the stage |
| 結果 | the outdoor concert was postponed |
原因を strong winds 一語だけにすると、「強風が何をしたか」が抜けます。結果を concert だけにすると、「公演がどうなったか」が抜けます。主語と述語を含むまとまりで取ります。
語順が変わっても矢印は同じ
矢印を言葉で確認する
矢印を引いたら、次の形で読み上げます。
「土が乾いていたため、植物がしおれた」
逆に「植物がしおれたため、土が乾いた」と読むと不自然です。読み上げることで、矢印の逆転に気づけます。
ただし、常識だけで決めるのではなく、本文の標識と範囲を根拠にします。珍しい因果関係でも、筆者が明示していれば本文に従います。
よくある間違い
英文で先に書かれた内容から後ろへ機械的に矢印を引くと、becauseのある文で逆向きになります。矢印は時間順・語順ではなく因果の向きです。
また、標識に近い名詞だけを囲むと、原因や結果の中心動作が抜けます。主語と述語を含む意味のまとまりで取ります。
自分で確かめよう
確認1:The plants wilted because the soil was dry. の矢印はどちら向きですか。
the soil was dryからthe plants wiltedへ向きます。英文の後ろから前へ向く形です。確認2:strong windsだけを原因の範囲にするのはなぜ不十分ですか。
強風がstageをdamageしたという、結果を引き起こす中心動作が抜けるからです。確認3:矢印の向きを確認する簡単な方法は何ですか。
「原因のため、結果になった」という形で読み上げ、本文の標識と合うか確かめます。まとめと次の一歩
英文の語順が変わっても、因果の矢印は原因から結果へ引きます。両側は主語と述語を含む意味のまとまりで取ります。
次は、because、since、due toがどの形で原因を導くかを詳しく見ます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。