LESSON 01

品詞と文型から意味を絞ろう

語形変化と機能語を組み合わせて候補を減らそう

複数形-s、過去形-ed、進行・分詞-ing、比較-erと、冠詞・助動詞・前置詞を組み合わせて品詞候補を減らす

語形変化と機能語を組み合わせて候補を減らそう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、文型の関係から未知語の役割を読みました。今回は、語尾の-s・-ed・-ing・-erと、冠詞・助動詞・前置詞などの小さな語を組み合わせ、品詞の候補をさらに減らします。

目標は、一つの語尾だけで決めず、「語形 + 前の語 + 後ろの語 + 文の骨格」という複数の証拠で品詞を判断できることです。

この学びは推理に近いものです。一つの証拠で結論を出さず、二つ以上が同じ方向を示すか確認してください。

-sは複数形か、三単現か

The device detects changes.

detectsは主語The deviceの後ろで、changesを目的語に取るため動詞です。-sは三単現のしるしです。

一方、changes happen slowly.ではchangesが主語の席にあり、複数の名詞です。同じ-sでも席が違います。

-edは過去・受け身・説明の候補

The storm damaged the roof.

damagedは主語stormの後ろで目的語the roofを取り、過去の動作です。

The roof was damaged by the storm.

was + damagedで受け身になり、roofが被害を受けたことを表します。

We repaired the damaged roof.

damagedは名詞roofの前で、その状態を説明しています。語尾だけでなく、be動詞や名詞との位置関係が必要です。

-ingと-erも複数の役割を持つ

is runningでは進行形、Running helps me relax.では主語となる名詞的な働き、running waterではwaterを説明する働きです。

teacherの-erは行為をする人、tallerの-erは比較級です。thanや比較対象があれば比較級の可能性が高まります。

証拠を重ねる判断表

語形変化と機能語を重ねて品詞を判断する図 中央の未知語について、語尾、直前の機能語、直後の語、文の骨格という四つの証拠を確認し、候補を減らす流れを示す。 一つのしるしではなく、証拠を重ねる 未知語 語尾-s / -ed / -ing / -er 直前の語the / can / was / to 直後の語名詞 / 目的語 / than 文の骨格S / V / C / O 同じ方向を示す証拠が多い候補を残す合わない証拠があれば判断を修正

例題:displayedの役割を判断する

The objects displayed in the hall attracted many visitors.

  1. 文の中心の動詞はattractedです。
  2. 主語はThe objects displayed in the hallというまとまりです。
  3. displayedはobjectsの後ろで、どのobjectsかを説明しています。
  4. in the hallもdisplayedの場所を補います。
  5. したがって、displayedはこの文の中心の過去形ではなく、objectsを説明する過去分詞です。

-edだけを見て過去形と決めると、文に動詞が二つあるように誤解します。骨格を先に取ることが修正方法です。

不規則変化も席で判断できる

went、brought、writtenのように、-edが付かない過去形・過去分詞もあります。語尾がなくても、助動詞やbe動詞、主語・目的語の位置から役割を判断できます。

だからこそ、語尾の形だけに頼らない読み方が必要です。

よくある間違い

-edなら過去形、-ingなら進行形、-erなら比較級と一対一で覚えると、同じ形の別の役割を誤ります。最初に文の中心となるSとVを探してください。

また、例外があるから語尾は役に立たないと考える必要もありません。語尾は有力な証拠ですが、単独では結論にしないという使い方が正確です。

自分で確かめよう

確認1:The device detects changes. で二つの-sはそれぞれ何ですか。detectsの-sは三単現の動詞、changesの-sは複数名詞のしるしです。席と目的語関係で見分けます。
確認2:the damaged roofのdamagedは、なぜ文の中心の過去形ではありませんか。名詞roofの前でその状態を説明しており、別に文の中心となる動詞があるからです。
確認3:一つの語尾だけで品詞を決めない代わりに、何を組み合わせますか。直前・直後の語、冠詞や助動詞などの機能語、主語・動詞・目的語という文の骨格を組み合わせます。

まとめと次の一歩

語形変化は強い手がかりですが、機能語と文の骨格を重ねて使います。複数の証拠が同じ方向を示すとき、品詞の判断が安定します。

次は、lightやpresentのように同じ形が別の品詞になる語で、早すぎる判断を修正します。

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