語形変化と機能語を組み合わせて候補を減らそう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、文型の関係から未知語の役割を読みました。今回は、語尾の-s・-ed・-ing・-erと、冠詞・助動詞・前置詞などの小さな語を組み合わせ、品詞の候補をさらに減らします。
目標は、一つの語尾だけで決めず、「語形 + 前の語 + 後ろの語 + 文の骨格」という複数の証拠で品詞を判断できることです。
この学びは推理に近いものです。一つの証拠で結論を出さず、二つ以上が同じ方向を示すか確認してください。
-sは複数形か、三単現か
The device detects changes.
detectsは主語The deviceの後ろで、changesを目的語に取るため動詞です。-sは三単現のしるしです。
一方、changes happen slowly.ではchangesが主語の席にあり、複数の名詞です。同じ-sでも席が違います。
-edは過去・受け身・説明の候補
The storm damaged the roof.
damagedは主語stormの後ろで目的語the roofを取り、過去の動作です。
The roof was damaged by the storm.
was + damagedで受け身になり、roofが被害を受けたことを表します。
We repaired the damaged roof.
damagedは名詞roofの前で、その状態を説明しています。語尾だけでなく、be動詞や名詞との位置関係が必要です。
-ingと-erも複数の役割を持つ
is runningでは進行形、Running helps me relax.では主語となる名詞的な働き、running waterではwaterを説明する働きです。
teacherの-erは行為をする人、tallerの-erは比較級です。thanや比較対象があれば比較級の可能性が高まります。
証拠を重ねる判断表
例題:displayedの役割を判断する
The objects displayed in the hall attracted many visitors.
- 文の中心の動詞はattractedです。
- 主語はThe objects displayed in the hallというまとまりです。
- displayedはobjectsの後ろで、どのobjectsかを説明しています。
- in the hallもdisplayedの場所を補います。
- したがって、displayedはこの文の中心の過去形ではなく、objectsを説明する過去分詞です。
-edだけを見て過去形と決めると、文に動詞が二つあるように誤解します。骨格を先に取ることが修正方法です。
不規則変化も席で判断できる
went、brought、writtenのように、-edが付かない過去形・過去分詞もあります。語尾がなくても、助動詞やbe動詞、主語・目的語の位置から役割を判断できます。
だからこそ、語尾の形だけに頼らない読み方が必要です。
よくある間違い
-edなら過去形、-ingなら進行形、-erなら比較級と一対一で覚えると、同じ形の別の役割を誤ります。最初に文の中心となるSとVを探してください。
また、例外があるから語尾は役に立たないと考える必要もありません。語尾は有力な証拠ですが、単独では結論にしないという使い方が正確です。
自分で確かめよう
確認1:The device detects changes. で二つの-sはそれぞれ何ですか。
detectsの-sは三単現の動詞、changesの-sは複数名詞のしるしです。席と目的語関係で見分けます。確認2:the damaged roofのdamagedは、なぜ文の中心の過去形ではありませんか。
名詞roofの前でその状態を説明しており、別に文の中心となる動詞があるからです。確認3:一つの語尾だけで品詞を決めない代わりに、何を組み合わせますか。
直前・直後の語、冠詞や助動詞などの機能語、主語・動詞・目的語という文の骨格を組み合わせます。まとめと次の一歩
語形変化は強い手がかりですが、機能語と文の骨格を重ねて使います。複数の証拠が同じ方向を示すとき、品詞の判断が安定します。
次は、lightやpresentのように同じ形が別の品詞になる語で、早すぎる判断を修正します。
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