LESSON 01

仮の意味を入れて確かめよう

入試長文で仮説・検証・保留を使い分けよう

入試型文章で重要な未知語へ候補を入れ、文法・論理・話題で検証し、確定・修正・保留を選んで根拠を説明する

入試長文で仮説・検証・保留を使い分けよう

このレッスンの役割と目標

このセクションでは、仮の意味を作り、文法・論理・話題・言い換えで検証し、候補比較と確信度判断を行いました。最後は入試型文章で、未知語を確定・修正・保留のどれにするか選びます。

目標は、本文の主張に重要な未知語へ時間を使い、証拠が十分なら確定、矛盾があれば修正、差がつかなければ広い意味で保留できることです。

すべてを完全な日本語へ直すのではなく、設問と本文理解に必要な確かさを選びます。

例でつかむ:入試型の文章

Some cities are replacing ordinary sidewalks with permeable surfaces. Unlike concrete, these materials allow rainwater to pass through small spaces and enter the soil. This can alleviate flooding during heavy rain. However, the materials require regular maintenance, so they are not a perfect solution for every street.

未知語をpermeablealleviatemaintenanceとします。

permeableは確定に近い

permeable surfacesでsurfacesを説明する形容詞です。次文のallow rainwater to pass through small spacesが明確な説明です。

「雨水を通すことができる性質」という候補は、品詞・言い換え・歩道の話題に合います。強い証拠があり、確信度は高いと判断できます。

alleviateは方向を確定する

This can alleviate floodingはSVOで、Thisが透水性の材料の働きを指します。雨水が土へ入る結果、floodingに何かよい変化が起きます。

「洪水を軽くする・減らす」という広い意味なら、文法・因果・話題に合います。reduceと完全に同じかまで決めず、本文理解に必要な方向を確定します。

maintenanceは広い意味で保留できる

require regular maintenanceで、regularが説明し、requireの目的語となる名詞です。however以下は材料の欠点を示します。

「定期的に行う手入れ・管理」に関係すると分かります。具体的に掃除、修理、交換のどれかは本文にないため、広い意味で保留します。

三つの判断を使い分ける

入試長文の未知語を確定・修正・保留へ分ける図 permeableは直後の定義で確定、alleviateは因果から減らす方向へ修正・確定、maintenanceは具体的内容がないため定期的な手入れという広い意味で保留する。 必要な確かさまで来たら本文へ戻る 確定permeable rainwater passes through明確な言い換え雨水を通せる性質 修正して確定alleviate water enters soil→ floodingへよい変化洪水を軽くする 広く保留maintenance regular・requireの目的語具体的作業は不明定期的な手入れ 主張・設問に必要な語だけ追加確認する

設問に合わせて深さを変える

設問が「透水性舗装の長所」を問うなら、permeableとalleviateは重要です。「欠点」を問うならmaintenanceとnot a perfect solutionが重要です。

maintenanceの具体的作業を問われていないなら、辞書確認に時間を使わず「定期的な手入れ」で読み進められます。

実戦手順

  1. 未知語が本文の主張・因果・設問に重要か決める。
  2. 品詞と文型から広い候補を作る。
  3. 定義・対比・因果・話題で検証する。
  4. 証拠がそろえば確定する。
  5. 矛盾があれば最初の矛盾から修正する。
  6. 細部だけ不明なら広い意味で保留する。
  7. 重要で確信度が低いときだけ追加確認する。

よくある間違い

保留を失敗だと思うと、証拠がないのに一つの訳を選んでしまいます。本文に必要な広い意味を保持するのは、時間制限のある読解で正しい判断です。

また、すべての未知語へ同じ時間を使わないようにします。主張を変える語、因果の中心語、設問に直接関わる語を優先します。

自分で確かめよう

確認1:permeableを高い確信度で判断できる理由は何ですか。直後にallow rainwater to pass through small spacesという明確な説明があり、形容詞の席と話題にも合うからです。
確認2:alleviateを「増やす」としない理由は何ですか。雨水が土へ入り、洪水へよい変化をもたらす因果なので、「軽くする・減らす」方向が合うからです。
確認3:maintenanceを広い意味で保留できる理由は何ですか。定期的な手入れ・管理という名詞の方向は分かる一方、具体的な作業は本文に書かれておらず、主張理解に不要だからです。
確認4:辞書確認を追加する条件は何ですか。その語が主張や設問に重要で、文法・論理・話題を使っても確信度が低い場合です。

まとめと次の一歩

入試長文では、仮の意味を文法・論理・話題で検証し、確定・修正・保留を使い分けます。必要な確かさに達したら本文へ戻ります。

次のセクションでは、文章全体を読み切るために、推測する価値のある語と一旦飛ばす語を選びます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。