LESSON 01

接頭辞・接尾辞を手がかりにする

over-・under-・mis- で程度と誤りを読もう

over-の過剰、under-の不足、mis-の誤りを語根へ加えて意味の方向を絞る

over-・under-・mis- で程度と誤りを読もう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、接頭辞から時間や位置の前後関係を読みました。今回は、over-、under-、mis-を手がかりに、適切な量を超えたのか、足りないのか、やり方を誤ったのかを見分けます。

目標は、語根が表す行為に「多すぎる・少なすぎる・誤って」という方向を加え、前後の結果から仮説を確かめることです。

例でつかむ:over-は「超えて・過度に」

I overcooked the vegetables, so they became too soft.

overcookedover- + cooked です。too softという結果から、必要以上に長くcookしたと分かります。「上で料理した」ではありません。

Too much water can overfill the cup.

適切な容量を超えてfillするため、cupから水があふれる方向です。

under-は「下回って・不十分に」

The rice was undercooked and still hard.

undercooked は加熱が必要な程度に届いていません。still hardが不足の証拠です。

The problem is often underestimated.

underestimated は、実際より低くestimateしたということです。物理的に「下」にあるとは限りません。

mis-は「誤って」

I misunderstood the question and chose the wrong answer.

misunderstood はunderstandのやり方や結果が誤っていたことを表します。wrong answerが文脈上の確認材料です。

misplace なら物を誤った場所へplaceする、misread なら読み違えるという方向になります。

三つの方向を結果で確かめよう

over-、under-、mis-が示す過剰、不足、誤り 中央の適切なcookを基準に、左のundercookは不足、右のovercookは過剰、下のmisreadは方向を誤ることを示す。 適切な基準と比べて考える undercook加熱が不足 cook適切な加熱 overcook加熱が過剰 misread読む量ではなく、読み方や理解を誤る 結果を読む:too soft / still hard / wrong answer

結果を表す語が強い証拠になる

接頭辞だけでも大きな方向は分かりますが、文中の結果を見ると確信が上がります。

接頭辞 仮の方向 結果の手がかり例
over- 過度に、上回って too much, too soft, more than needed
under- 不十分に、下回って still hard, not enough, less than expected
mis- 誤って、間違った方向へ wrong, by mistake, failed to understand

よくある間違い

overをいつも「上」、underをいつも「下」と訳すと、overcookやunderestimateの意味を外します。ここでは空間ではなく、適切な程度との比較です。

また、mis-は不足を表すのではありません。misreadは読む量が少ないのではなく、読み方や理解を誤ることです。

自分で確かめよう

確認1:The meat was undercooked and still pink. のundercookedは何を表しますか。必要な加熱の程度に届いていないことです。still pinkが不足を確かめる手がかりです。
確認2:overestimateは物を上に置く意味ですか。違います。実際より大きくestimateする、つまり見積もりすぎる方向です。
確認3:misplaceのmis-はどんな意味ですか。誤った場所へplaceするという「誤り」の方向です。

まとめと次の一歩

over-は過剰、under-は不足、mis-は誤りの方向を示します。適切な基準と結果を見れば、空間的な上下との混同を防げます。

次は、語の末尾に注目し、-fulと-lessから性質の「ある・ない」を読みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。