over-・under-・mis- で程度と誤りを読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、接頭辞から時間や位置の前後関係を読みました。今回は、over-、under-、mis-を手がかりに、適切な量を超えたのか、足りないのか、やり方を誤ったのかを見分けます。
目標は、語根が表す行為に「多すぎる・少なすぎる・誤って」という方向を加え、前後の結果から仮説を確かめることです。
例でつかむ:over-は「超えて・過度に」
I overcooked the vegetables, so they became too soft.
overcooked は over- + cooked です。too softという結果から、必要以上に長くcookしたと分かります。「上で料理した」ではありません。
Too much water can overfill the cup.
適切な容量を超えてfillするため、cupから水があふれる方向です。
under-は「下回って・不十分に」
The rice was undercooked and still hard.
undercooked は加熱が必要な程度に届いていません。still hardが不足の証拠です。
The problem is often underestimated.
underestimated は、実際より低くestimateしたということです。物理的に「下」にあるとは限りません。
mis-は「誤って」
I misunderstood the question and chose the wrong answer.
misunderstood はunderstandのやり方や結果が誤っていたことを表します。wrong answerが文脈上の確認材料です。
misplace なら物を誤った場所へplaceする、misread なら読み違えるという方向になります。
三つの方向を結果で確かめよう
結果を表す語が強い証拠になる
接頭辞だけでも大きな方向は分かりますが、文中の結果を見ると確信が上がります。
| 接頭辞 | 仮の方向 | 結果の手がかり例 |
|---|---|---|
| over- | 過度に、上回って | too much, too soft, more than needed |
| under- | 不十分に、下回って | still hard, not enough, less than expected |
| mis- | 誤って、間違った方向へ | wrong, by mistake, failed to understand |
よくある間違い
overをいつも「上」、underをいつも「下」と訳すと、overcookやunderestimateの意味を外します。ここでは空間ではなく、適切な程度との比較です。
また、mis-は不足を表すのではありません。misreadは読む量が少ないのではなく、読み方や理解を誤ることです。
自分で確かめよう
確認1:The meat was undercooked and still pink. のundercookedは何を表しますか。
必要な加熱の程度に届いていないことです。still pinkが不足を確かめる手がかりです。確認2:overestimateは物を上に置く意味ですか。
違います。実際より大きくestimateする、つまり見積もりすぎる方向です。確認3:misplaceのmis-はどんな意味ですか。
誤った場所へplaceするという「誤り」の方向です。まとめと次の一歩
over-は過剰、under-は不足、mis-は誤りの方向を示します。適切な基準と結果を見れば、空間的な上下との混同を防げます。
次は、語の末尾に注目し、-fulと-lessから性質の「ある・ない」を読みます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。