固有名詞・例の細部・飾りの修飾語は一旦飛ばそう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、対比・因果・結論を動かす未知語を優先しました。今回は、飛ばしても大意が保たれる固有名詞、列挙の細部、主張を変えない修飾語を見分けます。
目標は、語の種類と文中の役割を軽く確認し、「人・場所・種類・様子の細部」のような仮ラベルを付けて読み進められることです。
飛ばすとは見なかったことにするのではありません。大分類と位置を記憶し、設問や後の文で必要なら戻ります。
固有名詞は種類だけ分かれば進める
Dr. Elena Marquez presented the findings at the Green Horizons Conference.
Elena MarquezやGreen Horizons Conferenceを知らなくても、Dr.から人名、atとConferenceから会議名だと分かります。
大意は「ある研究者が、ある会議で研究結果を発表した」です。人物名や会議名が設問で問われない限り、発音や意味を調べる必要はありません。
列挙の一部をまとめる
The garden attracts ladybugs, hoverflies, lacewings, and other helpful insects.
ladybugs以外が未知でも、and other helpful insectsから、すべて役立つ昆虫の例だとまとめられます。
一つずつ正確な種類を調べなくても、「複数の役立つ昆虫を引きつける」という主張は読めます。
修飾語を外して骨格を確認する
The remarkably efficient new filter removed tiny particles from the water.
remarkablyとtinyが未知でも、骨格filter removed particlesが読めれば、「フィルターが粒を水から取り除いた」という中心内容をつかめます。
設問が性能の程度を問うならremarkablyへ、取り除く物の大きさを問うならtinyへ戻ります。
安全に飛ばす三つの型
例題:飛ばしてはいけない修飾語
Only students who submitted the form by Friday could join the trip.
Onlyとby Fridayは細部のように短い語ですが、参加できる人の範囲と期限を決めます。設問が参加条件を問うなら絶対に飛ばせません。
修飾語かどうかではなく、その語を外すと条件・否定・比較・数値が変わるかを確認します。
一旦飛ばす手順
- 人名・地名・組織名かを形から判断する。
- and、such as、includingの列挙なら上位の種類へまとめる。
- 形容詞・副詞なら外して骨格が読めるか確認する。
- 条件・否定・比較・設問に影響しなければ印だけ付けて進む。
よくある間違い
固有名詞の読み方や由来へ時間を使うと、本文の動作と主張を見失います。まず人・場所・組織・制度の大分類だけで進みます。
反対に、修飾語はすべて不要と考えるとonly、not、more than、beforeなど重要な範囲を落とします。外したとき答えの条件が変わる語は残します。
自分で確かめよう
確認1:Elena Marquezを詳しく調べずに何と分類できますか。
Dr.と文中の主語の位置から、人名・研究者と分類して読み進められます。確認2:hoverfliesやlacewingsをまとめられる根拠は何ですか。
and other helpful insectsという上位の言い方があり、役立つ昆虫の具体例だと分かるからです。確認3:Onlyとby Fridayを飛ばせない理由は何ですか。
参加できる人の範囲と提出期限という、設問の答えを変える条件だからです。まとめと次の一歩
固有名詞、列挙の一部、主張を変えない修飾語は大分類と印だけで一旦飛ばせます。ただし条件・否定・比較・設問に必要な語は残します。
次は、設問を読んだ後で、最初に飛ばした語を含めて優先順位を付け直します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。