although・even though の譲歩をたどろう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、not A but BがAを取り消してBへ訂正する形を読みました。今回は、althoughとeven thoughが作る「普通ならこうなるはず」という予想と、実際の結果のずれを読みます。
目標は、although節も主節も事実として受け取り、予想される結果と実際の結果を分けて未知語の意味の向きを絞ることです。
例でつかむ:二つとも事実だが、組み合わせが意外
Although the box looked heavy, it was surprisingly light.
この文では、次の二つがどちらも事実です。
- 箱は重そうに見えた。
- 実際には驚くほど軽かった。
「重そうなら、実際も重いだろう」という普通の予想に反して、主節ではlightだったと述べています。althoughは前半をうそにするのではなく、前半からの予想に主節が反することを示します。
予想を間に補う
未知語があるときは、although節と主節の間に、普通なら予想される内容を補います。
Although the path was steep, the children remained energetic.
- 事実A:道は急だった。
- 普通の予想:子どもたちは疲れるだろう。
- 実際B:子どもたちは
energeticのままだった。 - 意味の向き:疲れた側ではなく、元気な側。
後ろの remained は「その状態のままだった」という手がかりです。energetic は「元気な、活力のある」と推測できます。
事実・予想・実際を三段に分ける
even thoughは意外さを強くする
Even though the water was freezing, she continued to swim.
even though もalthoughと同じ譲歩ですが、「その条件なのに」という意外さを強く感じさせます。freezingな水なら泳ぐのをやめるという予想に反して、泳ぎ続けました。
未知語の方向は、事実Aそのものの反対ではなく、Aから予想される結果の反対側にあることがあります。ここが単純な反対語対比との違いです。
よくある間違い
although節を「本当ではない内容」と考えるのは誤りです。箱が重そうだったことも、道が急だったことも事実です。否定されるのは、そこから自然に生まれる予想です。
また、steepとenergeticを正確な反対語だと考えてはいけません。道の状態と人の元気さは別の役割で、因果的な予想が外れた関係です。
自分で確かめよう
確認1:Although the box looked heavy, it was light. で、looked heavyは事実ではありませんか。
見た目が重そうだったことは事実です。ただし、実際の重さについての予想が外れ、lightだったと述べています。確認2:steepから普通はどんな結果を予想し、それがどう外れましたか。
急な道なので疲れると予想しますが、実際はenergeticのままで、元気な側でした。確認3:譲歩文の未知語を読む三段階は何ですか。
although節の事実、そこからの普通の予想、主節で述べる実際の結果を分けます。まとめと次の一歩
althoughとeven thoughは、AもBも事実として述べながら、Aからの予想と実際のBがずれることを示します。未知語は、予想の反対方向から絞ります。
次は、対比だけで正確な意味まで決めてしまう誤りを、自分で発見して直します。
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