名詞の前とbe動詞の後ろから形容詞を見つけよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、主語・助動詞・語形変化から動詞の席を見つけました。今回は、人や物の性質・状態を説明する形容詞の席に注目します。
目標は、未知語が名詞の前、またはbe・become・look・feelなどの後ろにあるとき、形容詞の可能性を考え、「どんな人・物・状態か」という意味の範囲へ絞れることです。
このレッスンは暗記よりも比較が大切です。同じ形容詞が名詞の前と動詞の後ろに置かれる二つの形を、声に出して比べてください。
名詞の前で「どんな」を加える
We crossed a fragile bridge.
fragileが未知語でも、aとbridgeの間にあり、bridgeを説明しています。「どんな橋か」に答える形容詞です。
さらに、crossedという行動やbridgeという話題から、橋の性質に関係する語だと分かります。細かな意味はまだ決めず、「安全さ・強さ・状態のどれか」と候補を残します。
The museum displayed an ancient tool.
ancientはtoolを説明する位置です。museum、displayedという文脈から、道具の年代や価値に関係する性質だと予測できます。
be動詞の後ろで主語を説明する
The bridge was fragile after the storm.
今度のfragileはwasの後ろにあります。主語The bridgeとfragileを結び、「橋はfragileな状態だった」と説明しています。
The room became silent.
becomeは状態の変化を表し、silentが変化後のroomの状態を説明します。look、feel、seem、soundなども、主語の様子や状態を後ろの形容詞へ結ぶことがあります。
二つの席は同じ性質を伝える
例題:意味をどこまで絞れるか
The path looked slippery after the rain.
- 主語はThe pathです。
- lookedは見た目の状態を後ろへ結びます。
slipperyはpathを説明する形容詞候補です。- after the rainから、雨の後の道の状態に関係すると分かります。
- 「滑りやすい」という仮説を入れると、文全体が自然につながります。
品詞の席だけでなく、雨という原因を合わせたことで具体的な意味へ到達できました。
be動詞の後ろは名詞とは限らない
She is a teacher.ではa teacherが名詞のまとまりです。一方、She is patient.ではpatientが性質を表す形容詞です。
見分けるときは、冠詞があるか、「何者か」に答えるか、「どんな状態か」に答えるかを確認します。
よくある間違い
形容詞は名詞の前にしか来ないと思うと、The path looked slippery.のslipperyを見落とします。be、become、look、feelなどが主語と性質を結ぶ場合を確認します。
また、be動詞の後ろをすべて名詞と決めるのも誤りです。主語の種類を言う名詞か、性質・状態を言う形容詞かを問い直します。
自分で確かめよう
確認1:a fragile bridgeでfragileが形容詞らしい理由は何ですか。
aと名詞bridgeの間にあり、「どんな橋か」を説明する席にあるからです。確認2:The room became silent. でsilentは何を説明しますか。
主語The roomが変化した後の状態を説明します。becomeが主語と形容詞を結びます。確認3:She is a teacher. と She is patient. のbe動詞の後ろはどう違いますか。
a teacherは「何者か」を表す名詞のまとまり、patientは「どんな性質か」を表す形容詞です。まとめと次の一歩
形容詞は、名詞の前とbe・become・look・feelなどの後ろで、人や物の性質・状態を説明します。位置で候補を出し、話題や原因で具体化します。
次は、動作・形容詞・文全体を説明する副詞の席を見つけます。
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