LESSON 01

仮の意味を入れて確かめよう

段落の話題と現実の場面に合うか確かめよう

段落で繰り返される話題・人物・場所・目的と一般的な場面知識へ仮説を照らし、無理な候補を外す

段落の話題と現実の場面に合うか確かめよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、候補が対比・因果・言い換えの論理に合うかを確かめました。今回は、一文だけでは自然でも、段落の話題や実際の場面から外れる候補を取り除きます。

目標は、段落で繰り返される人・物・場所・目的を一言でまとめ、仮の意味がその話題に役立つかを説明できることです。

自分の常識は候補を考える助けになりますが、本文の明示的な証拠より強くはありません。本文が意外な事実を述べる場合は、本文を優先します。

段落の中心語を三つ拾う

Mangrove forests grow along tropical coasts. Their roots reduce the force of waves and provide shelter for young fish. These forests are therefore crucial to both coastal communities and marine life.

crucialが未知語です。

繰り返される話題はmangrove forests、coasts、fish・communitiesです。根が波の力を弱め、魚のすみかを作るという働きがあります。

crucialはforestsの評価を表す形容詞です。「珍しい」より、「沿岸と生き物にとって非常に重要」という候補が段落全体に合います。

現実の場面で無理がないか見る

The hikers rationed their water because the next spring was far away.

rationedに「水を捨てた」という候補を入れると、遠くのspringまで水が必要な場面に合いません。「少しずつ使うよう配分した」という候補なら、限られた水を保つ目的と合います。

ただし、現実には変わった行動もあります。常識だけで候補を外さず、because以下の本文証拠と合わせます。

一文から段落・場面へ広げて検査する

仮の意味を一文・段落の話題・現実の場面へ広げて検査する図 中央のcrucialという候補を、文中の形容詞の席、段落のmangrove・waves・fish、沿岸を守る現実の場面へ照らし、非常に重要という意味へ絞る。 局所的な自然さから、段落全体の一貫性へ 仮の意味crucial = ? 一文の席forestsを評価する形容詞 段落の話題waves・fish・communities 現実の場面沿岸と生物を守る働き 三方向に合う候補「非常に重要」を残す

例題:話題から候補を選ぶ

The school installed sensors in empty classrooms. The devices automatically turned off lights and air conditioners. This measure was effective in reducing energy use.

effectiveの候補Aを「効果がある」、候補Bを「高価な」とします。

  1. 段落の話題はsensors、turned off、reducing energy useです。
  2. effectiveはmeasureを評価します。
  3. in reducing energy useが評価の基準です。
  4. 「エネルギー使用量を減らす効果がある」が段落全体に合います。

高価かどうかの情報はありません。よく知っている語に似ていても、話題の証拠がない候補は外します。

常識と本文が違うとき

本文がUnlike most desert plants, this species needs frequent watering.と述べたなら、「砂漠の植物は水が少なくてよい」という一般的な知識より、unlikeが示す例外を優先します。

常識は仮説を作る助け、本文はその文章での答えを決める証拠です。

よくある間違い

未知語を含む一文だけで意味を決めると、段落の目的と合わない候補が残ります。前後二〜三文から繰り返される中心語を拾ってください。

また、自分が知っている一般論へ本文を無理に合わせないようにします。unlike、surprisingly、howeverは常識と違う内容を導くことがあります。

自分で確かめよう

確認1:crucialを「非常に重要」と絞る段落の証拠は何ですか。マングローブが波の力を弱め、若い魚のすみかを作り、沿岸の人々と海の生き物の両方を支える説明です。
確認2:rationed waterを「水を捨てた」としない理由は何ですか。次の水場が遠く、限られた水を必要とする場面とbecause以下の理由に合わないからです。
確認3:常識と本文が違うとき、どちらを優先しますか。その文章の明示的な証拠を優先します。常識は候補を作る助けにとどめます。

まとめと次の一歩

仮の意味は、一文の席だけでなく、段落の中心語と現実の場面へ戻して確かめます。本文にない一般論より、その段落の証拠を優先します。

次は、仮の意味を使って文を簡単に言い換え、主語・動作・結果が保たれるか読み直します。

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