何と何が対比されるか範囲をそろえよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、対比を知らせる標識を見つけました。今回は、標識の前後にある「比べる二つの範囲」を正確に対応させます。
目標は、主語、比べる観点、文の役割をそろえ、標識の近くにある一語だけを反対語として選ばないことです。
例でつかむ:主語と比べる観点をそろえる
次の文を読みます。
The desert is dry during the day, but temperatures can drop sharply at night.
butのすぐ前は day、すぐ後ろは temperatures です。しかし、この二語が反対語なのではありません。文が比べているのは、昼の乾燥した環境と夜の急な気温低下という二つの状況です。
一方、次の文は対応が明確です。
The surface looks smooth, but the underside is rough.
| 左側 | 右側 |
|---|---|
| 主語:the surface | 主語:the underside |
| 特徴:smooth | 特徴:rough |
| 観点:手ざわり・表面の状態 | 観点:手ざわり・表面の状態 |
未知語 rough は、同じ観点で smooth と対比されています。ここから反対方向の状態だと考えられます。
対応範囲を箱に入れて見る
範囲をそろえる三つの問い
- 左右の主語は誰・何か。
- どの観点を比べているか。
- 状態、動作、評価など、文の役割が対応しているか。
主語が省略されている場合もあります。
The room was small but comfortable.
左右の主語はどちらも The room です。small と comfortable は辞書上の反対語ではありませんが、「小さいので居心地が悪いかもしれない」という予想に反して快適だ、という対比です。範囲をそろえても、正確な反対語とは限りません。
よくある間違い
butに最も近い語だけを見ると、対比の範囲を取り違えます。まず左右の主語を確認し、次に同じ観点の特徴を探します。
また、形容詞が二つあれば自動的に反対語だと考えるのも危険です。small but comfortable のように、予想と実際のずれを示す場合があります。
自分で確かめよう
確認1:surface と対応する右側の主語は何ですか。
the undersideです。物の表側と裏側を比べています。確認2:smooth と rough はどの観点で対応しますか。
表面の手ざわりや状態という同じ観点で対応します。確認3:small but comfortable の二語は正確な反対語ですか。
いいえ。小さいことから予想される不快さに反して、実際は快適だというずれを表します。まとめと次の一歩
対比の範囲は、標識の近くの一語ではなく、左右の主語、観点、文の役割をそろえて見つけます。対応関係を確定してから未知語の意味を考えます。
次は、意味が分かる側を出発点にして、未知語がどちらの向きにあるかを絞ります。
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