LESSON 01

対比から反対側の意味を考える

何と何が対比されるか範囲をそろえよう

対比標識の左右で対応する主語・動作・状態・節の範囲をそろえる

何と何が対比されるか範囲をそろえよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、対比を知らせる標識を見つけました。今回は、標識の前後にある「比べる二つの範囲」を正確に対応させます。

目標は、主語、比べる観点、文の役割をそろえ、標識の近くにある一語だけを反対語として選ばないことです。

例でつかむ:主語と比べる観点をそろえる

次の文を読みます。

The desert is dry during the day, but temperatures can drop sharply at night.

butのすぐ前は day、すぐ後ろは temperatures です。しかし、この二語が反対語なのではありません。文が比べているのは、昼の乾燥した環境と夜の急な気温低下という二つの状況です。

一方、次の文は対応が明確です。

The surface looks smooth, but the underside is rough.

左側 右側
主語:the surface 主語:the underside
特徴:smooth 特徴:rough
観点:手ざわり・表面の状態 観点:手ざわり・表面の状態

未知語 rough は、同じ観点で smooth と対比されています。ここから反対方向の状態だと考えられます。

対応範囲を箱に入れて見る

対比される左右の主語と特徴を対応させる図 左側にsurfaceとsmooth、右側にundersideとroughを置き、主語どうしと同じ観点の特徴どうしを対応させる。 but の左the surfacesmooth but の右the undersiderough 主語どうし同じ観点の特徴 smooth と rough の向きが対比される

範囲をそろえる三つの問い

  1. 左右の主語は誰・何か。
  2. どの観点を比べているか。
  3. 状態、動作、評価など、文の役割が対応しているか。

主語が省略されている場合もあります。

The room was small but comfortable.

左右の主語はどちらも The room です。smallcomfortable は辞書上の反対語ではありませんが、「小さいので居心地が悪いかもしれない」という予想に反して快適だ、という対比です。範囲をそろえても、正確な反対語とは限りません。

よくある間違い

butに最も近い語だけを見ると、対比の範囲を取り違えます。まず左右の主語を確認し、次に同じ観点の特徴を探します。

また、形容詞が二つあれば自動的に反対語だと考えるのも危険です。small but comfortable のように、予想と実際のずれを示す場合があります。

自分で確かめよう

確認1:surface と対応する右側の主語は何ですか。the undersideです。物の表側と裏側を比べています。
確認2:smooth と rough はどの観点で対応しますか。表面の手ざわりや状態という同じ観点で対応します。
確認3:small but comfortable の二語は正確な反対語ですか。いいえ。小さいことから予想される不快さに反して、実際は快適だというずれを表します。

まとめと次の一歩

対比の範囲は、標識の近くの一語ではなく、左右の主語、観点、文の役割をそろえて見つけます。対応関係を確定してから未知語の意味を考えます。

次は、意味が分かる側を出発点にして、未知語がどちらの向きにあるかを絞ります。

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