LESSON 01

対比から反対側の意味を考える

not A but B で訂正される中心をつかもう

not A but Bで否定される内容と筆者が採用する内容を対応させる

not A but B で訂正される中心をつかもう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、unlikeとin contrastが結ぶ比較対象を見つけました。今回は、not A but Bの形で、否定される考えAと筆者が採用する考えBを区別します。

目標は、AとBの対応範囲をそろえ、「AではなくBだ」という訂正の中心を一文で説明できることです。

例でつかむ:Aを否定し、Bへ置き直す

The animal is not aggressive but cautious.

この文は、動物が aggressive だという見方を否定し、cautious だと訂正しています。

  • A:aggressive(攻撃的な)— 採用しない
  • B:cautious(用心深い)— 筆者が採用する

aggressive が分かれば、cautious は同じ性格評価の中で別方向だと予測できます。ただし「攻撃的の正確な反対語」だけで決めず、次の説明も見ます。

It stays away until it knows the area is safe.

安全だと分かるまで近づかないという説明から、cautious を「用心深い」と確かめられます。

AとBの形をそろえる

not A but Bでは、AとBが同じ文法上の役割を持つことが多くあります。

A B 対応する役割
not aggressive but cautious 形容詞 形容詞 動物の性格
not by chance but by careful planning 前置詞句 前置詞句 成功した方法・原因
not to win but to learn to不定詞 to不定詞 行動の目的

形をそろえると、長い文でもどこからどこまでが訂正されるか分かります。

訂正の構造を見える形にする

not A but Bで否定されるAと採用されるBを分ける図 aggressiveをnotで取り消し、cautiousをbutの後で採用し、後続説明がcautiousを支えることを示す。 A:取り消す見方aggressive but B:採用する見方cautious 安全だと分かるまで近づかない後続説明でBを確認 AとBの形・役割をそろえる

文全体を否定しない

The trip was not canceled but postponed until Monday.

否定されるのは旅行そのものではなく、canceled という扱いです。採用されるのは postponed until Monday です。旅行はなくなったのではなく、月曜日まで先に延ばされたと分かります。

notの直後だけを切り取らず、butの後ろと同じ形・役割になる範囲まで取ります。

よくある間違い

notがあるため、文全体が否定だと考えるとBまで消してしまいます。notはAを取り消し、butの後ろのBが筆者の主張になります。

また、AとBの一語ずつだけを見ると、前置詞句やto不定詞の長い範囲を取り違えます。文法上の形と、文中での役割をそろえます。

自分で確かめよう

確認1:not aggressive but cautiousで筆者が採用するのはどちらですか。butの後ろのcautiousです。aggressiveという見方は否定されています。
確認2:not canceled but postponedは、旅行がなくなったという意味ですか。いいえ。canceledは否定され、postponedが採用されるため、旅行は月曜日まで延期されたという意味です。
確認3:長いnot A but Bで範囲を見つける方法は何ですか。AとBの品詞や句の形、そして文中の役割が対応するところまでをそれぞれ取ります。

まとめと次の一歩

not A but Bは、Aを取り消してBへ訂正する形です。AとBの範囲・形・役割をそろえ、後続説明でBの意味を確かめます。

次は、althoughとeven thoughが作る「予想と実際のずれ」から未知語を読みます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。