原因と結果を知らせる標識を見つけよう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、対比が示す違いから未知語を読みました。今回からは、「なぜ起きたか」という原因と、「そのため何が起きたか」という結果を手がかりにします。
このレッスンの目標は、because、so、therefore、as a result、lead to、result fromなどを見つけ、因果関係を読む準備ができることです。まだ標識だけで意味を断定しません。
例でつかむ:標識は因果関係への入口
The road was icy, so the bus moved slowly.
so は、前の出来事を受けて結果を示します。
- 原因:道路が凍っていた。
- 結果:バスがゆっくり進んだ。
次の文は語順が変わります。
The bus moved slowly because the road was icy.
because の後ろに原因が置かれています。英文の先に書かれた方が原因とは限りません。標識の働きを見て判断します。
よく出る因果標識を整理する
| 標識 | 近くに置かれるもの | 例 |
|---|---|---|
| because / since | 原因 | because the road was icy |
| due to | 原因となる名詞句 | due to heavy snow |
| so / therefore | 結果 | so the bus was late |
| as a result | 結果 | As a result, schools closed. |
| cause / lead to / result in | 後ろに結果 | Ice caused delays. |
| result from / be caused by | 後ろに原因 | Delays resulted from ice. |
同じ因果関係でも、標識によって原因と結果の置かれる場所が違います。見つけた標識に丸をつけ、原因にはC、結果にはEと書く練習が有効です。
標識ごとに矢印の読み方が変わる
標識があっても範囲を確かめる
The lake became polluted because waste from nearby factories entered the water.
because が原因を導きますが、原因は隣の waste 一語だけではありません。「近くの工場からの廃棄物が水に入った」という節全体です。結果は「湖が汚染された」です。
未知語 polluted は、原因となる出来事と後の説明から「汚れた、有害な物質が入った」側と予測できます。正確な意味は、次のレッスン以降で範囲と向きを確かめて絞ります。
よくある間違い
接続語を日本語に訳せただけで読み終えると、未知語推測に使えません。標識を見つけたら、原因と結果を別々に囲みます。
また、文の先頭にある出来事を原因だと思い込むのも誤りです。becauseの文では結果が先に書かれることがあります。
自分で確かめよう
確認1:The road was icy, so the bus moved slowly. の原因と結果は何ですか。
原因は道路が凍っていたこと、結果はバスがゆっくり進んだことです。確認2:becauseの後ろには何が置かれることが多いですか。
「なぜ起きたか」を表す原因の節が置かれます。確認3:因果標識を見つけた直後にすることは何ですか。
原因と結果の範囲を分け、原因から結果へ矢印を引く準備をします。まとめと次の一歩
因果標識は、原因と結果の関係を探す入口です。標識によって原因・結果の置かれる場所が変わるため、語順ではなく働きを見ます。
次は、二つの範囲を正確に取り、原因から結果へ矢印を引きます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。