LESSON 01

入試長文で未知語を攻略する

定義・具体例・言い換えを最短の手がかりとして使おう

未知語の直前直後から定義・具体例・言い換えを識別し、他の推測より先に強い証拠として使う

定義・具体例・言い換えを最短の手がかりとして使おう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、一段落を読み切って未知語の重要度を更新しました。今回は、重要だと判断した語に対して、本文がすでに与えている明示的な説明を最初に探します。

目標は、定義、具体例、言い換えを見分け、もっとも強い手がかりから広い語義を作り、必要以上に複雑な推測をしないことです。

この三つは似ていますが、働きが違います。定義は意味を直接示し、言い換えは同じ内容を別の表現で示し、具体例は意味に含まれる事例を示します。

三つの手がかりを区別する

手がかり よくある合図 分かること 注意点
定義 means、is、refers to、that is 語の中心的な意味 定義の範囲を最後まで読む
言い換え in other words、or、同じ内容の別表現 文脈中での意味 表現は違っても役割が同じか確認する
具体例 for example、such as、including、コロン 語に含まれる事例 一例だけを定義全体にしない

例1:定義をそのまま使う

Nocturnal animals are active mainly at night. Owls and many bats are nocturnal.

nocturnalが未知語でも、最初の文が定義です。are active mainly at nightから「主に夜に活動する」と取れます。二文目のowlsとbatsは、その定義を確かめる具体例です。

ここでnocturnalの語源を考える必要はありません。本文内の直接の説明が、最も強く短い証拠です。

例2:言い換えで確かめる

The town made the street pedestrian-friendly. In other words, people could walk there safely and comfortably.

pedestrian-friendlyの後にIn other wordsがあります。「人が安全で快適に歩ける」が言い換えです。pedestrianを知らなくても、街路の性質として意味を取れます。

例3:具体例から共通範囲を作る

The shelter needs durable supplies, such as metal water bottles, thick blankets, and strong storage boxes.

durableが未知語です。具体例はmetal、thick、strongという性質を持ち、避難所で繰り返し使う物です。共通点から「丈夫で長く使える方向」と推測できます。

ただしdurableを「金属製」と決めてはいけません。metal water bottlesは一例であり、blanketsやboxesにも当てはまる共通範囲を取ります。

最短の手がかりを選ぶ順番

定義・言い換え・具体例を優先して未知語を推測する流れ 未知語の直前直後を見て、直接の定義があれば使い、なければ言い換えを探し、次に具体例の共通点を取り、文へ戻して意味範囲を確認する。 本文が説明しているなら、その説明を先に使う 未知語の直前直後を見る句読点・合図・次の文 定義意味を直接取るmeans / refers to / is 言い換え同じ役割を確認in other words / or 具体例共通点を取るsuch as / including 文へ入れて範囲を確認広すぎない・狭すぎない 明示的な説明がなければ、対比・因果など次の手がかりへ

複数の手がかりがあるとき

A reusable container can be used many times instead of being thrown away after one use. For example, a metal lunch box may last for years.

reusableには、can be used many timesという定義に近い説明と、metal lunch boxという具体例があります。

まず直接の説明から「何度も使える」を取ります。次に具体例で、one use after being thrown awayではないことを確認します。具体例から「金属製」と意味を狭める必要はありません。

強い証拠が複数ある場合も、すべてを同じ重さで混ぜません。直接の説明を中心にし、具体例を検証として使います。

よくある間違い

一つ目は、知らない語の形ばかり見て、直後の定義を読み落とすことです。接頭辞や接尾辞は役立ちますが、本文の直接説明より優先するものではありません。

二つ目は、具体例の一つを語の意味そのものにすることです。durableの例にmetalがあっても、durableは「金属製」ではありません。すべての例に共通し、文の役割に合う範囲を取ります。

三つ目は、言い換えの単語を一対一で訳そうとすることです。語数や形ではなく、文の中で同じ内容・役割を表しているかを確認します。

自分で確かめよう

確認1:nocturnalの意味を考えるとき、最初に使う証拠は何ですか。are active mainly at nightという本文中の直接の定義です。owlsとbatsは定義を確かめる具体例です。
確認2:durableを「金属製」としてはいけないのはなぜですか。metal water bottlesは具体例の一つにすぎず、thick blanketsやstrong storage boxesにも共通する「丈夫で長く使える方向」を取る必要があるからです。
確認3:定義と言い換えと具体例が見つからないときはどうしますか。無理に作らず、対比・因果・指示語など文同士の関係や、語の部品・品詞といった別の手がかりへ進みます。

まとめと次の一歩

未知語の直前直後に定義があれば中心的な意味を直接取り、言い換えなら同じ役割を確認し、具体例なら複数例の共通範囲を取ります。最後に文へ戻し、意味が広すぎたり狭すぎたりしないか確かめます。

次は、明示的な説明が近くにないとき、対比・因果・指示語を複数文や段落をまたいでつなぎます。

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